Vol.47 矢野 俊樹さん
アクセプト・インターナショナルの活動を継続的に支えていただいているアクセプト・アンバサダーの声を紹介する本コーナー。
「アンバサダーの声」第47弾は、当法人へのイベント参加を通じてアンバサダーになっていただいた、矢野 俊樹(やの としき)さんです。
矢野さん、インタビューへのご協力をいただきありがとうございます! まずは、バックグラウンドやご経歴を簡単に教えてください。
私は大学を卒業後、サプリメントメーカーの営業職、生命保険の営業職を経験し、現在はスタートアップ・ベンチャー企業に特化したキャリアアドバイザーとして働いています。「アンバサダーの声」には出たかったので、お声がけいただいてとても嬉しいです!
こちらこそお話しできてとても嬉しいです! 早速ですが、アンバサダーになった経緯やきっかけを教えていただけますか?
アクセプトが取り組む「紛争問題」に関心を持ったきっかけは、中学時代です。社会科の授業で「映像の世紀」を見て、「なぜ日本は太平洋戦争をすることになったのか」ということに関心を持ちました。その後、もっと広い意味で戦争や紛争がなぜ起こるのかについて勉強をしたいと考え大学に進学しました。大学時代は講義を受けたり、本を読むくらいで、卒業後も問題意識はなんとなく持ちながらも、何もできていない日々が続いていきました。「紛争問題」を学びたい!と思ってから、気がつくと15年も経っていました。
そんなとき、はじめてイベントで永井さんの話を聞いたとき「自分は、子どもが中学生になるくらいの期間、何もせずに過ごしてしまった一方で、永井さんはこんなにも前に進んでいる!」と感じました。反骨精神を持ち、危険と隣り合わせの日々を積み重ねて世界的にも表彰を受けている姿に、自然と尊敬する気持ちが湧いてもっと多くの人に知って欲しいと思いました。だから、アンバサダーになりました。
日本はたまたま今のところ平和なだけでいつ何が起こるかわかりませんし、自分も環境が違えばテロリストになっていたかもしれない。どうしても、彼らだけが異常なんだと思えないんです。そこに寄り添う姿勢は、自分の問題意識とも合致しています。
イベントに参加する数ヶ月前に子どもが生まれたんです。この子が大きくなったとき「なんで戦争ってなくならないの?」と聞かれた時に「なくしたいと思いながら、それでもなくならないんだ。仕方ないことなんだよ。」なんて絶対に言いたくないな、って思ったんです。そんな大人、ダサいな、と。アンバサダーとしてアクションを起こすことで「恥ずかしくない父」になれる気がしたんです。
アンバサダーになってからは、はじめて会う人や久々に話した友人や知人に漏れなくアクセプトの話をしています。感覚としては、大好きな野球チームを応援している気持ちです。他人に理解されるかどうかはわからないけれど、それほど情熱を込めて応援したい、少しでも貢献したい、という感じです。
「野球チームを応援する感覚」と言っていただけたのは初めてです(笑) 実際にアンバサダーになってから、何か心境の変化はあったでしょうか?
世界との繋がりを感じられるようになりました。毎日の労働にも、それが寄付につながるという満足感が確実にあり、以前にも増してテロや紛争という社会課題が自分ごとになっていると感じます。
家族と幸せに暮らすこと、仕事を通して関わった人の幸せに貢献すること、が働くモチベーションなのですが、そこに「アクセプトの活動を応援する」という新しい生きがいが加わりました。
ご寄付をいただく身として、この上なく励みになるお言葉です。 では、矢野さんがこれからのアクセプトに求めるものはなんでしょうか?
とにかく有名になってほしいです。そのために、自分も会う人会う人にアクセプトのことを紹介していますし、SNSの自己紹介文に「アクセプト・アンバサダー」であることを書いています。SNSで出会った人がアクセプト・アンバサダーだったこともあり、その時はとても嬉しかったですね。
アクセプトの良さは、加害者の側に「も」寄り添う姿勢だと思います。現状を知れば知るほど、被害者救済だけでは問題が解決しないことが理解できます。人によっては「なんで元テロリストに寄り添わなきゃいけないの?」と感じ、そこで壁ができてしまうこともあるかと思います。でも確実に今の社会に必要なことです。問題はシンプルではない。だから、その姿勢を大切に、これからどんどん「アクセプト」の名を世界に轟かせてほしいです。
日頃から広報活動にもご協力いただきありがとうございます! 最後に一言、読者に向けて何かメッセージをお願いします。
寄付をすることで実は自分自身も幸せになれる、という話がありますが、私はアクセプト・アンバサダーとしてそれを実感しています。
1,500円という気軽な金額から支援ができ、文字通り「アクセプト(受け入れ)」してもらえるので、この記事をお読みになった皆さんにも仲間になっていただけたら嬉しいです!
矢野さん、この度は熱いご意見をたくさんお聞かせいただき、本当にありがとうございました!
代表の永井だけでなく、私もどんどん前に出て名前を売っていく所存です。今度とも温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
インタビュー担当:山﨑琢磨
アンバサダーの声
- 2024.07.24
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Vol.16 「アクセプトには、企業の発想を転換させる大きな役割があると思います」 篠原 雄之 さん - 2018.12.18
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Vol.9 「アクセプトの現場での取り組みは、平和構築研究としても非常に興味深いものです」 本多 倫彬 さん - 2018.04.30
Vol.8 「医者になることはテロと紛争の解決に直接は繋がらないけど命を大切にする点では共通しています」 窪田 有希 さん - 2018.03.31
Vol.7 「NPO法人の共同設立にあたり、アンバサダーという立場から少しでも力になりたいと思いました」 栁瀬 惠介 さん - 2018.02.27
Vol.6 「会社の社会貢献部の責任者やボランティア活動を一緒にしている仲間たちにアクセプトの話をしています」 川北 麻衣 さん - 2018.01.30
Vol.5 「初めはアクセプトの活動内容をよく理解出来ていなかったので、ほんの気持ち程度の額でスタートしました」 小笠原 絢子 さん - 2018.01.21
Vol.4 「自分が経営している飲食店のメニューやHPにアクセプトの紹介文を載せています」 中島 拓也 さん - 2017.12.30
Vol.3 「アクセプトの活動に市民をどう巻き込むかという、自分の研究に関わる点でのアドバイスをしています」 矢部 航 さん - 2017.11.28
Vol.2 「『関心を持つだけでも立派な活動』という永井さんの言葉に押され、参加させていただきました」 鶴田 桂策 さん - 2017.10.19
Vol.1 「寄付で活動をサポートすることに加えて、メンバーの皆さんに会議室の貸し出しをしています」 田村 明宏 さん