排除するのではなく、
受け入れる
このコンセプトを軸に、私たちはテロと紛争の解決に取り組んでいます。
今、この地球では、歴史上かつてないほどの高水準でテロと紛争が発生し、途方もない死者数と難民問題など副次的な問題も発生しています。それらの問題に対して、世界各地では排除や駆逐の論理に基づく軍事的取り組みがなされてきました。しかし、現状は一向に改善されません。それどころか、2011年以降、世界は未だかつてない規模のテロや紛争に直面しています。

2016年1月1日 - 2019年2月8日の間に起きたテロのマッピング
出典:Esri Story Maps team and PeaceTech Lab(2019)
この状況を前に、私たちは、「アクセプト(受け入れる)」という論理が必要とされていると考えています。それは、単なる博愛主義ではありません。テロと紛争の解決に何が必要とされるのか、憎しみの連鎖の歴史と問題構造を分析した時、「受け入れる」取り組みが必要とされています。私たちは、テロ・紛争解決という分野だからこそ、武力ではなく平和的な手法を選びます。