NPO法人
アクセプト・インターナショナル
代表理事

永井 陽右

テロリストの若者が武器を置くことができる環境を創る

世界最悪の紛争地ソマリアでは、政治的な不満や経済的苦境、テロ組織からの脅迫などによって、若者がテロ組織に加入していく現実があります。

そこから抜け出そうとしても、組織からの報復を恐れ、また組織を抜けることができたとしても、社会に受け入れられず、多くの若者たちがテロ組織の中で悩み、苦しんでいます。

テロ組織にいる若者たちが、武器を置き社会に戻っていく。それこそがテロと紛争の解決に繋がると私たちは考えています。

内戦で両親を亡くし、苦しい生活の中テロ組織に勧誘される

ソマリアに生まれた青年バシールは、幼い頃に内戦によって両親を亡くしました。長引く紛争と貧困の中で、心の支えはモスクでの礼拝でした。

ある日モスクで、見知らぬ男に「『聖戦』に参加しないか?」と誘われました。さらに男は、組織に加入すれば毎月多額の給料を出すことを約束しました。

そうしてバシールは、加入を決めました。そこでは、銃や爆弾の使い方、自爆テロの手順、過激な思想を徹底的に叩き込まれました。わずか14歳の時でした。

勇気を出して組織から脱退し、刑務所で新たな人生に向けた準備を始める

2年間にわたって活動していく中で、組織の暴力的な行いに疑問を感じ、間違った選択をしてしまったのではないかと、脱退を考え始めました。

しかし、投降しても社会に戻っていけない現実があるため、踏み出せずにいました。そんな中、私たちの投降兵に向けた取り組みを知り、電話相談をしたのちに勇気を出して投降しました。

彼は刑務所の中で過去に向き合い、過激な思想を考え直すとともに、レストランを開きたいという夢を思い出しました。そしてその夢に向かって必死に努力していきました。

さまざまな課題を乗り越えつつ、彼は歩み続ける

刑務所を出所したのち、現在バシールはレストランでウエイターをしながら叔母と共に暮らしています。

いまだに紛争が終わっていないこともあり、さまざまな課題はありますが、それでも夢に向かって歩んでいます。

また、未だ組織にいる仲間に対して「人生はやり直すことができるんだ」と伝え、テロリストではない人生を私たちとともに提案しています。

私たちは2011年から、バシールのような若者たちに、テロリストではない未来を歩む支援をしてきました。

これまで、500名を超えるテロ組織の投降兵や逮捕者の人生を変えてきました。また、毎年1500人ほどの若者に対して過激化防止の取り組みも行っています。

そうした取り組みを通じて、
テロと紛争の解決に貢献しています。

私たちの活動は国内外で高く評価されています。

当法人は、国連ソマリア活動(UNSOM)や国連人間居住計画(UN-Habitat)などの国連機関に加え、現地政府とも協働しながら包括的なアプローチを行なっています。

さらに、テロ組織からの投降兵を受け入れる現地コミュニティへの働きかけも行い、和解を醸成するとともに、彼らが社会に復帰しやすい環境を創っています。

バーレーン国王と国連開発計画が協働開催する 「King Hamad Youth Empowerment Award to Achieve the SDGs」にて、当法人の「持続可能な平和と繫栄に導く活動」が評価され、平和賞を受賞しました。

また、日本国内においては、外務大臣奨励賞や社会貢献者表彰(日本財団賞)などを受賞しています。

当法人がイスラム過激派組織からの投降兵・逮捕者に対する一方的ではない紛争解決のアプローチが、PKO(国連平和維持活動)や赤十字国際委員会などと並び、世界課題の解決策として選出されました。

国連事務総長や各国首脳が集まり、地球規模課題の解決策を選出して共有する同フォーラムにおいて、日本からの選出は史上初です。

私たちの活動は 企業・個人のみなさまの寄付金によって成り立っています。

テロと紛争を解決するためあなたの支援が今まさに必要です。
毎月1,500円の寄付で テロによって失われる命を救うことができます。

例えば、1日約50円の寄付で

(月1,500円)

テロ組織の投降兵2名へ包括的なプログラムを提供し、

若者がテロリストではない未来を実現できます。

こうした取り組みにより、テロや紛争の被害を直接的に減らすことができます。

誰一人取り残さない、たとえ加害者とされる人であっても。

毎月1,500円から活動を支援いただけます。今すぐ支援する