個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.55 南條 佑太 さん

アクセプト・インターナショナルの活動を継続的に支えていただいているアクセプト・アンバサダーの声を紹介する本コーナー。

「アンバサダーの声」第55弾は、日頃マーケティング支援をされている、南條 佑太(なんじょう ゆうた)さんです。


南條さん、インタビューへのご協力ありがとうございます!まずは、バックグラウンドやご経歴を簡単に教えてください。

大学時代にヨルダンに滞在し、ヨルダン在住の難民と出会ったことをきっかけに、大学卒業後は起業して彼らとweb制作などをしていました。ただ、軌道にのるまでやりきれず、3年目で会社をたたみ、ご縁があった会社に転職しました。

現在は、その会社でスタートアップの企業様を中心に、マーケティング支援をしています。

▲難民のエンジニアとカフェでミーティング(ヨルダンにて)

なるほど!私もマーケティングには興味があるので、またお話聞かせてください!

アンバサダーにご就任いただいた一番のきっかけや、続けていただいている理由についても教えていただけますか?

アクセプトの活動内容に強く意義を感じていることと、不可能と言われることに真っ向から取り組む姿勢を尊敬していることが理由です。

大学3年生の時にヨルダンを訪れてから、私なりに「紛争」という課題に対して関わり方を模索していましたが、アクセプトほど鋭角に取り組めませんでした。

テロの当事者に投降を促し、社会復帰を支援するという活動に意義を感じますし、何よりそれを日本人が開拓していく姿勢に感銘を受けました。

その活動にアンバサダーという形で5年も貢献できていることには、とても満足感を感じています。自分で会社を経営していた時は、経済的に厳しい生活でしたが、意地で寄付を続けていました。(笑)


大変貴重なご寄付を継続いただき、本当にありがとうございます。

実際にアクセプトと関わる中で、アクセプトから影響を受けたことはありますか?

アクセプトの「できないと言われる問題に、真っ向から取り組んでいく姿勢」は、自分が仕事をする上での戒めになっています。

永井さんが出演しているYouTube動画で、「できないが出発点で、そこからどうしていくかが大事。」という話を聞きました。(※YouTube動画はこちら

正直、紛争解決の話は、日本で普段私たちがしている仕事との繋がりを実感しづらいです。ただ、上記のマインドは「それって本当にできないのか?」と自問するなど、普段の仕事にもそのまま活かせています。

「自分が仕事で直面する問題は、武力紛争ほど難易度が高くないし、もっとやれることがあるのでは?」とポジティブに捉えられるようになりましたね。


私もプロボノで、普段は仕事をしているので、その気持ちは凄く分かります。

一方で、テロ・紛争の解決は、まさに難易度が高いことだと思います。南條さんは「前例のないテロ・紛争解決」のためにどういったことが必要になると思いますか?

0か100かではなく、それぞれの可能な範囲でできる多様な関わり方がもっと広まればよいと思います。

正直、アンバサダーの声に掲載される方々の中で私は、あまり熱心ではないタイプだと思います。(笑) 実際、アンバサダーになってから5年間でイベントには1回しか参加したことがありませんし、ニュースレターもほとんど読めていません。数ヶ月に1回くらいアクセプトのことを、他の人に紹介していましたが、基本的にはただ寄付を続けているだけです。

それでも、私のようなアンバサダーが更に1,000人増えるだけで、アクセプトの活動に大きく貢献できます。環境問題や貧困問題にも言えますが、それぞれが少しずつ貢献することで、少なくとも今よりは良くなるはずです。


本当におっしゃる通りだと思います。1人でも多くの方に関心をもっていただき、日本・世界中を巻き込むことができれば大きな力になる、そんな気がします。

最後に、読者の皆様に向けてメッセージをお願いします!

継続的にNPOに寄付をしている方々は、私の周りではほとんどいないのが現状です。

しかし、実際は月々1,500円から始められ、一度手続きをしたら、私のようにほったらかしでも問題ありません。

「少し応援してみよっかな」くらいの気軽さでアンバサダーをはじめてみる人が増えてくれればいいな、と思っています。


南條さん、この度はお時間を頂戴しまして誠にありがとうございました。

今後も、アクセプトとともにテロ・紛争のない世界の実現に向けて歩んでいただけたら幸いです。


インタビュー担当:南部壮太郎


<読者の皆様へ>
政府の意向に左右されない私たち独自の活動は、毎月1,500円から活動にご参加いただける「アクセプト・アンバサダー」をはじめとした皆様からのご支援があってこそ成り立っています。

皆様とともに、この日本からテロ・紛争の解決に挑戦していくことができれば大変幸甚です。

▶ アンバサダー募集ページはこちら

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