個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.36 中野 響子さん

「アンバサダーの声」第36弾は、ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)を通してアクセプト・インターナショナルをご支援いただいている中野響子さんです。

バックグラウンドやご経歴を簡単に教えてください。

大学を卒業し、新卒で海外を中心としたプラントエンジニアリング企業に5年ほど勤めていました。

元々は途上国支援がしたいという思いで入社した会社でしたが、インドネシアの工事現場監督やミャンマーでの新規事業開発などの仕事を通じて、途上国と呼ばれる場所でのビジネスと社会貢献の両立の難しさに悩んだ数年間でした。

その後、私生活での状況変化もあって現職のコンサルティング企業に転職し、現在は主に大企業の業務改革やDX推進のプロジェクトに参画しています。

本業以外では、2年前から「SVP東京」という社会的な課題の解決に取り組む革新的な事業に対して資金の提供およびパートナーによる経営支援を行う団体に所属しています。

 

ありがとうございます。アクセプト・アンバサダーになっていただいた一番のきっかけは何でしたか?

先述したSVP東京の支援団体を選ぶ2019年度の選考会から、アクセプトインターナショナルをサポートするチームに所属していました。

実は、アクセプトはその1年前の選考会でも応募されているのですが、残念ながら落選されています。

社会課題である、加害者=テロリスト・ギャングへの支援は確かに万人受けする内容ではないのですが、多くの前例が無い中でその難しい課題に自分と同じもしくは若い世代の方が懸命に取り組んでいる姿勢に感銘を受けて、コンサルタントとしての経験を活かしながら、団体の世間への「見せ方・アピール方法」を工夫するところに協力したいなと思ったことがきっかけです。

 

一番に考えていらっしゃる社会課題を教えて頂いてもよろしいでしょうか?

「教育や機会の均等」です。

誰もが、「自分の幸せな未来のために学びたい、自分の可能性を広げたい」という思いを持っていると思います。

私が最初に社会貢献や国際平和に興味を持ったきっかけは、小学生の頃に読んだ「世界がもし100人の村だったら」という本でした。

自分がこの本の中で言うところの最も恵まれた1%の人であり、そして他の99%の人達との違いは、ほとんどが自分の努力ではなく生まれ持った環境によってもたらされるものだと気づいたときに、世界はなんて不平等なのだろうと思いました。

アクセプトが支援されているテロリストやギャングも、そのほとんどが本人の堕落ではなく、社会情勢や経済状況によって生み出されたものと理解しています。

そのように、本人の努力や意思に関わらず厳しい環境下に置かれることになった人たちに、更生の機会を与えるアクセプトの活動内容は非常に尊く素晴らしいものだと感じています。

それでは、これからのアクセプトに求めるものはなんでしょうか?

魅力的な団体ですので今後も沢山の補助金や寄付を獲得できるとは思いつつ、団体自らが活動資金を作り出せる事業作りにぜひ力を入れて頂きたいです。

職員以外のメンバーの大半はインターン生が主体で、主に大学生・大学院生が活動されています。そういった若い世代が、社会貢献とビジネスがともに成り立つ可能性を感じられるような経験を得られるような場になればいいなと思っています。


 

最後に一言、何かメッセージをお願いします!

他にはあまり見ない社会課題を扱う団体だからこそ、その中で奮闘する職員・メンバーは非常に使命感が強く、高い目標を掲げて活動されている姿にいつもパワーを頂いています。

ソマリアやテロリストという言葉を聞くと、とても遠いところで起こっている自分にはあまり関係のない社会課題のように感じるかもしれません。

ですが、その根幹には、日本でも同様に根強く存在する「生まれながらにして恵まれない環境にいる人たち」へ手を差し伸べるという教育や機会均等の社会課題と共通する部分が多いので、途上国や紛争に特段の興味がない方たちにもぜひ一度アクセプトの活動について知って頂きたいと思います。


中野さん、この度は貴重なお時間、誠に有難うございました。

日本とソマリアなどで起こっている問題に共通点がある、という意見、大変貴重だと思います。

これからも「テロや紛争を解決する」という目標に向かって邁進してまいります。