個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.27 福西 浩樹さん

「アンバサダーの声」第27弾は、東京都在住で金融機関に勤務されている福西さんです。「アクセプトらしさ」や国際協力に関するお考えなどについて、幅広く語っていただきました。

はじめに、アンバサダーになったきっかけはなんでしたか?

私は大学で経済学部を出て金融機関に勤務。主に経理等の事務職を務めています。学生時代や社会人になってからも長らくは、ボランティアや国際関係に特段縁は無く、海外旅行も自発的に行ったことはありませんでした。

そんな中、勤続10周年の長期休暇を機に初めて1人で海外に行ったことなどから、国際情勢や文化に興味が向かうようになりました。同時に自らが続けてきた仕事を振り返り、どんな内容であれ「周りの人の助けになっている」ことが自分にとって一番のモチベーションになると思うことが多くなっていました。

こうしたきっかけから「国際協力」という分野を学び始め、教育系や難民支援系など、いくつかのNPOで学ばせて頂いていた中、アクセプトの説明会をFacebookのイベント情報で発見し、訪れてみました。

食糧不足・貧困・教育不足、そして難民・・・様々な国際問題の多くが紛争を根本原因としていると、それまで学んでいた中で感じていたこともあり、NPOレベルでこうした課題に、しかもソマリアという難しい地域に取り組んでいることに非常に驚きました。同時に、この活動が拡がったら国際協力の世界が大きく変わるのではないか。そんな気がして応援を始めることにしました。

支援先に選んでいただき、誠にありがとうございます。では、実際アンバサダーになってみていかがでしょうか?

寄付のみならず、アンバサダーミーティングなどで関係者と直接対話ができる機会があり、運営に直結する話し合いにまで参画させて頂けるのが魅力の1つだと感じています。言葉で説明を受けることはできても、実際に事業を進めるにあたって、何をどう行っていて、どのように悩んでいるのかなどにも触れられると、実態がより見えやすい。こうした団体はあまり無いと思います。

職員を始めメンバー(インターンやプロボノ)・他のアンバサダーの方々は、知識・経験が豊富だったり、何より意欲が高いので、いろいろな面で奮い立たされることが多いです。

そのように仰っていただき、大変うれしく思います。アクセプトをアクセプトたらしめているものはなんだと思いますか?

「誰かがやらなければいけない。だから自分達がやる。」

「何をやりたいかではなく、何をするべきか。」

「Needs First」

この団体に関わる方から聞こえてくる行動の理念は、こうした言葉にまとめられる気がします。テロや紛争が好きなわけではない、しかし誰かが向き合わなければならない。そこに自らが真摯に取り組もう、という人達が集まっているのがこの団体なのかなと感じています。こうした行動原理は、国際問題のみならず普段の生活の中にもたくさんあって、短期的な(特に経済的な)損得が重視され過ぎている現代において必要とされる視点だと感じています。



ありがとうございます。これからも前例をつくるつもりで取り組んで参ります。続いて、今後アクセプトに求めるものは何でしょうか?

今は組織が大きくなろうとしている段階なので、この活動を安定継続していけるように、一方では活動内容が今と変わらず身近に感じられるような形で、上手く組織化できていけると良いなと感じています。そしてこういった事業が世間的により理解され、一般化していくよう、発信し続けてもらいたいと思います。

もう少しミクロな話でいうと、アンバサダー同士でもいろいろな想いや知識等を共有できる機会があるといいな、と漠然と思っていますが、これは我々アンバサダー自身の仕事でもあるのかも知れませんね。

貴重なご意見、ありがとうございます。最後に一言、何かメッセージをいただけますでしょうか?

少なくとも日本国内では、国際協力活動に関わる人とそうでない人との間にものすごくギャップがあるように思えます。それは知識・スキル・行動という面で特に目立つものです。しかし、そういった知識などが無くても実は国際協力に関心はあって、「知りたい」「可能なら関わってみたい」という人はいるのではないかと思います。

そんな方々は、まずは実際に活動している方々のお話を聞いてみるだけでも、随分情報量が変わると思います。まずは一歩踏み出してみる方法として説明会に行ってみたり、もう一歩進んでみたければアンバサダーになってみるのも良い方法かなと思います。

ソマリア等の活動地、そしてテロや紛争というテーマについても、日本で日常生活を送る我々からすると縁遠いと思える話ですが、その事情を知っていくにつれて日本でも同じようなことがいつ起きてもおかしくないと感じます。そうならないために何ができるのか、そうなってしまったとき何ができるのか。そのヒントも、活動の中から学ぶことができるように思うのです。


福西様、この度は貴重なお時間、誠に有難うございました。いただいたメッセージを参考にさせてもらいつつ、今後も尽力して参ります!