個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.51 福田 広恵さん

アクセプト・インターナショナルの活動を継続的に支えていただいているアクセプト・アンバサダーの声を紹介する本コーナー。

「アンバサダーの声」第51弾は、アクセプトの公式HP閲覧や活動報告会へのご参加をきっかけにアンバサダーに就任された、福田 広恵(ふくだ ひろえ)さんです。

福田さん、インタビューへのご協力ありがとうございます!まずは、バックグラウンドやご経歴を簡単に教えてください。

仕事では、人材派遣会社でコーディネーター業務を経て、現在は企画部の業務を担当しています。

プライベートでは「NGOゴスペル広場」という団体に所属し、Gospelを歌いながら参加費やライブ、チャリティーでの募金などでいくつかのNGO団体を支援しています。支援国としてケニア、ラオス、カンボジアを数回訪問しました。そして最初の訪問国が2010年10月に訪問したケニアだったのです。その旅は私が国際協力に深く関心を持つきっかけとなりました。そのケニアで耳にしたのが隣国ソマリアの情勢と、港町で深刻な問題になっていた海賊の話でした。

ただこの時は、自分たちのプロジェクトのこともあったので“危険な国”とだけ認識したソマリアについては、心の片隅に仕舞い込んでしまったのです。そのまま12年が経ちました。

▲2010年にケニアに訪問されたときの様子。マサイの村の井戸掘削プロジェクト。

▲2018年にカンボジアに訪問されたときの様子。
一緒に写っているのは、福田さんが支援している学校の子供たち。

ソマリアやケニアとはそのような関わりをお持ちなのですね。

続いて、アンバサダーにご就任いただいた一番のきっかけや、続けていただいている理由についても教えていただけますか?

アンバサダーになったきっかけは、2022年の8月、当時のグループ会社でのオンライン企画です。そこで永井さんがソマリアの活動について話されていました。私が12年前に“危険な国”とだけ認識したソマリア。「大変な状況の国だけど、そんな危険な国はきっと然るべきところがなんとかするだろう」と、どこかで思っていたような気がします。「あのソマリアで支援活動をしている民間人がいる。それも日本人」その事実だけで私の関心を惹くのには十分でした。

更にアクセプトのホームページを見てその活動に衝撃を受け「どんな人たちが活動をしているのだろう?」と、ちょうど事務所での開催が予定されていたので報告会に参加しました。そこで職員の山﨑さんから詳しい活動内容を聞き、ちょうど帰国されて事務所にいらっしゃった永井さんからもお話が聞けて、アクセプトのみなさんの真っ直ぐな志に深く感銘を受けました。

それと同時に、今まで支援をしてきた国の人々にも深く関わる根本的な問題であることに気付き、そこを何とか解決しようとする活動の重要性を理解したので継続的な支援をしていこうと決めました。

活動報告会をきっかけにアンバサダーにご就任いただきありがとうございます!アンバサダーになっていただいてから、アクセプトにご協力いただいたことは何かありましたか?

協力した活動。「何だっけ?」って考えちゃいました笑。

私はこれと言った特別なスキルは持ち合わせていません。それでも活動できる場面があればみんなと一緒にやりたい!そんな想いから、1番活発に活動している場所はFacebookのグループでしょうか?すみません、アンバサダーとメンバー限定の話題になっちゃいますね。

Facebookのグループはアンバサダーとメンバーの方々が自由にやりとりできる場所です。そんな場所を活用して、志を共にする仲間といろんな情報を共有できたらいいなと思っています。アンバサダー同士もそうですが、メンバーとももっと距離が近くていいのかな?って思っています。

“単なる寄付者ではなく”そう、アンバサダーとして一緒にできることサポートできること、もっとあるような気がするのです。イベント関連もいろいろ参加してみました。アクセプトではアンバサダーを“同志”としているので、だから遠慮なく、参加できるところには積極的に参加していこうと思っています。その中で、何か役に立てることに出会えたら嬉しく思います。



いつもFacebookなどで盛り上げていただいて本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

福田さんがこれからのアクセプトに求めるものは何でしょうか?

アクセプトはこのままで突き進めば良いと思います。

代表の永井さんは言うまでもありませんが、それぞれのメンバーも初心を忘れずに目指すところに向かって欲しいと思います。私たちアンバサダーはそこに付いて行きます。永井さんとアクセプトが創る未来を私は見てみたいです。できたらそこに、私も参加していたい。

そう、求めるものというか、提案というか、一つだけ。もし可能ならばアンバサダーとして海外の支援対象者の方へ、卒業の時に応援メッセージを届けられるような何かがあればいいなと思います。言ってみたら新しい未来に旅立って行くみなさんも私たちの同志です。本当は直接、「応援しているよ!」って言葉を掛けたいところだけれどそれはできないので、「共にテロや紛争のない世界を目指そう!」と、そんな想いを届けられたら嬉しく思います。

支援する側、受ける側、共に良き未来を模索して歩んで行けたらいいですね!

▲アクセプトの事務所にご訪問いただいたときのメンバーとの写真。

貴重なご提案ありがとうございます。おっしゃる通り、支援対象者もアンバサダーもメンバーも皆同志だと捉えているので、互いに良い影響を与えられるようなことができればと思います。

最後に一言、読者の皆さんに向けて何かメッセージをお願いします。

平和は全ての国の全ての人に等しくあるべきものです。けれども、様々な国の様々な人たちへの支援活動がある中で、その支援が届きにくい場所があります。そこをサポートするために私たちは何をするべきなのか?

一人の力では難しくても、同じ志を持った者同士が一緒になればそれは困難な問題をも動かす力になる。アクセプトはそんな力のある場所です。アクセプトが行っているテロリストだった若者たちへの支援は、その目的を知らなければきっと否定的な意見も少なくはないと思います。そこには被害者への想いがあるので理解できます。

それでも一方では、加害者となってしまった彼らもまた、社会の被害者であることを私たちは理解しなければならないと思うのです。「暴力から生まれる憎しみの連鎖を断ち切る」アクセプト・インターナショナルはそのための活動をしています。その活動が、同じような問題を抱えている国々の羅針盤になっていったら、テロや紛争のない世界が見えてくるような気がするのです。

混沌とした世の中に心を痛め、何かしたいけれどどうして良いか分からない。そんな風に思っているならば、是非アクセプトの活動を応援してほしいと思います。



福田さん、日ごろからアクセプトを盛り上げていただいている中、今回も温かいお言葉をいただき本当にありがとうございました!

ご支援してくださっている皆様とともに、テロや紛争のない世界の実現を信じて邁進していけたらと存じます。これからも温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

アンバサダーの声