個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.14 生田チサトさん

「アンバサダーの声」第14弾は、岐阜県在住で、看護師とラージャ・ヨガ瞑想指導者をされている生田チサトさんです。

アンバサダーになったきっかけは何ですか?

人間の尊厳が崩壊していくソマリアの悲劇的危機を知りながらも、何をどのようにすればよいのかむつかしさの中に逃げ込んでいた自分に何かができる道が開けたと思った。日本の若者たちがソマリアへの支援に取り組んだ、それは驚きと共に喜びでありました。その仲間でいたいとも思った。人間の尊厳が痛みつけられる苦悩は憎しみと苦しみの連鎖に他ならない。胸が詰まる。それはあまりにも苦しい、その自分の心に蓋をして、そのままにしていた自分を情けないと思ったけれど、道が開けた喜びがそれを超えさせた。だから、アンバサダーとして関わりができたらいいなと思ったのです。私のミッションは世界の一人一人の心に平和が返ってくることにあります。ソマリアの人々が苦しみを癒し平和を回復し幸せになってほしいと素直に思いました。

元々は、いじめと自殺についてのワークショップを計画していたところ、インターネットで永井陽右さん(当法人代表)の記事を見つけ、そこでアクセプト・インターナショナルを知りました。2017年12月に連絡して、2018年4月29日に福島の南相馬から2週間の仕事を終え高山に戻る途中、東京に一時下車し永井さんと上野で会ったんです。カフェだったけど、とにかく場所をみつけるのは大変だった(笑)。疲れてヨレヨレでしたね(笑)。

その日は皇帝に会うという感覚でした。穏やかでにこやかで静かで、本当に皇帝のようでした。インターネットで見たときに永井さんのスピリットを垣間見ていて、そこで皇帝だと思っていたけれど、やはり皇帝でした。立ち振る舞いからわかる高貴さや品位、それはまさに私が目指しているもので、アクセプト・インターナショナルのクオリティの高さを受け止めました。それがアンバサダーにスッと繋がりました。

実際にアンバサダーになってみていかがでしょうか?

アンバサダーになって、メンバーの想いや取り組み、チームワーク、それらについて日々感嘆しています。また、自分自身ソマリアに関われているという想いもあります。それは喜びでもあります。

「世界人類の悲劇」といわれるソマリアに日本から偉大な一歩を運んだ。ということを多くの人に伝えていきたいと思います。これがどんな意味なのか、世界の歴史の中でどんな意味を持っているのか、あらゆる人に考える場や時を作りたいですね。紛争やテロ解決なんてみんな難しいと思っていたところに、一歩踏み込んでいけるんだという希望。世界の汚れた戦いを前に、清らかさを感じます。

これまで生田様は、高山市長への紹介や講演の開催などをしてくださりました。大変ありがたい限りですが、なぜやろうと思ったのでしょうか?

実はアンバサダーとしてやっているという感覚はあんまりないんです。もちろんアンバサダーになることでソマリアとのつながりができたことはとてもありがたいことです。しかしそれよりも、そもそも自分のライフワーク“悲しみを終え平和と幸せに向かう旅路を支える”と取り組みが自然に一致しているからです。永井さんの、自分の好きと嫌いにかかわらず成すべきミッションに生きる心の底のエネルギー(いのちの崇高さ)に純粋性を失った世界が求めていると感じたからです。そして、今、世界中のみんなに平和と幸福への道をきついけれど生き生き生きてほしいと思っているからです。

アクセプト・インターナショナルの若者たちの明るい姿といのちの輝き、何にもましてチームの力そこには目標を見据えて純粋に進む姿の尊さがあります。また、私自身、永井さんとの出会いから“私の”というエゴや悲しみがその時々に現れ一つ一つ終わっていく、その度に自分の生命エネルギーが軽やかに変化する自分を感じるからです。それは魂についた汚れが浄化されていくような感覚です。「また今日も一つ見つかり、一つ落ちた」です。人生において楽しく愉快な出来事です。私はこの関わりからスプーン一杯の幸福を受け取っているからです。アクセプト・インターナショナルの存在は、一人一人の人生に様々な可能性を生み出すきっかけとなる存在なのかもしれませんね。

(左より、國島市長、永井、生田様)

まさに様々な可能性が生まれてきていると感じます。今後はどんなことやっていきたいと考えていますでしょうか?

2つあります。1つ目は、75歳の私が持つ経験と今まで培ってきたラージャ・ヨガの叡智・瞑想を還元して、考えの力とヨガの力で自己の変革をもとに世界の変革を支えていきたいです。そのためにはおそらく自分たちだけでは難しい、だからこそ色々な人を交えていきたい。

※古代インドのラージャ・ヨガの叡智と瞑想は、自己の本質を学び新しい世界の創造に向かう実践的な取り組みと言われています。

2つ目は、アクセプト・インターナショナルが個人の組織という意識から脱却し、世界のムーブメント、そしてネットワークへと向かう手助けをしたいと思っています。今後も盛り上げていきたいですね。

(2018年9月1日に高山市役所で開催された、パネルディスカッション)

アクセプト・インターナショナルは今後どのような組織になっていってほしいと考えていますか?

<決意と勇気の翼をつけて>
アクセプト・インターナショナル、どうか消えないでいただきたい。テロと紛争と飢餓それにつながる人間の尊厳を貶める行為の束縛から、人々が脱却できる希望の光として存在し続けていってほしい。

<明るい未来を告げるサインとして>
アクセプト、すべてを受け入れるということ。それこそが鍵だと思います。限りない可能性に向かって、どうか頑張っていってほしい。悲しみに囚われ、過去をいつまでも見ているよりも過去を許し未来に舵を切っていく。それは明るい未来を創るということです。

<日本から世界のテロと紛争解決のネットワークづくりを>
日本人として、一個人の若者の意思決定から始まった世界のテロと紛争解決。世界の中でのその使命を尊び、さらに世界に出て行ってほしい。

最後にサイト見てる方やメンバーへ何かメッセージをどうぞ

アクセプト・インターナショナルは不可能と言われてきたことに対して、可能性を作り出してきました。一人ではできなかった、現に永井さんもこれまで多くの人々に支えられてきた。 アンバサダーであれ、メンバーであれ、共に繋がって前に進むことで力が大きくなることでしょう。そうして周囲にさらに大きな影響を与えていくでしょう。勇気とは良い望みを未来に向かって持ち続ける力です。

自ら行った行為の結果は自らに返ってきます。そして与えることを通して与えられるといわれます。もしあなたが手を差し伸べなかったら、あなたの手の中は空っぽです。アンバサダーになることは、与えることを通して与えられるという幸運を手にしたことを意味しているように思います。

「世界人類の悲劇」といわれていた地「ソマリア」は、日本の若者たちが第一歩を踏み入れました。悲劇の壁はくずれました。世界にこのことを知らせましょう!


生田チサト様、この度はインタビューにご協力くださり誠にありがとうございました。高山市で講演会を開催してくださるなど、生田様のとても精力的な活動には感謝が堪えません。そして、この度このような熱いメッセージをお寄せいただき、メンバーとしてとても背筋が伸びる思いです。これからも、どうぞよろしくお願い致します。