個人でできること
アンバサダー
の声

Vol.12 眞塩 一樹さん

「アンバサダーの声」第12弾は、栃木県で医師をつとめられている眞塩一樹さんです。

(西真岡アクセプト・インターナショナルクリニックのスタッフの皆さんと。)

アンバサダーになったきっかけを教えてください。

元々ボランティアや国際協力をしている団体には興味があったのですが、時々、気が向いたときに寄付をしている程度でした。たまたま世界で活躍するアクセプト・インターナショナルの存在を知り、自分でも寄付する価値のある団体だなと思ってアンバサダーにならせて頂きました。

実際にアンバサダーになってみていかがでしたか。

他のアンバサダーの方も言われていましたが、実際になってみるとメンバーの方々とも話す機会があるし、SNSのアンバサダールームもあるので、既にメンバーの一員になっているような感覚になりますね(笑)

「西真岡アクセプト・インターナショナルクリニック」を開院いただいた経緯や思いを教えてください。

平成30年の9月3日に西真岡こどもクリニックの連携施設として内科クリニックを立ち上げる予定だったのですが名前が中々決まらず、1ヶ月くらい悩んでいました。いよいよどうしようとなった時にふとテレビをつけたら代表の永井さんが出ていて、どういう経緯でソマリアに行ったのか興味を持つようになりました。

著書の『僕らはソマリアギャングと夢を語る(英治出版)』『ぼくは13歳、任務は自爆テロ。(合同出版)』、そして永井さんが登場している文芸雑誌『たたみかた』やドキュメンタリー映画「Real Gangsters」、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス時代のnote、 AbemaPrime、等々を拝見させて頂く過程で、徐々にクリニック名にアクセプトを入れたいと考えるようになりました。

永井さんにアクセプトという名前を使って良いかどうかメールしてみたところ、『是非、御願いします!』とすぐに熱い返事を頂きました。当法人理事長であり、西真岡こどもクリニックの仲島先生にも相談したところ快諾して頂きました。

永井さんには今年の1月にわざわざ栃木県まで挨拶に来て頂き、今後の展開について話合い、名前はアクセプト・インターナショナルをフルで入れて欲しいという熱いご要望もあったため、西真岡アクセプト・インターナショナルクリニックと命名させて頂きました。

(内覧会で当法人の活動の様子とアクセプト・インターナショナルクリニック命名の理由をプレゼンしました。)

実際の永井さんは礼儀正しくて好青年でしたが、予想以上に冗談が面白く、人間力の深さを感じました。

9月2日にはクリニックの内覧会にも来て頂き、東アフリカの主食であるウガリを事務局の秋葉さんと共に振る舞って頂き、会は大盛況でした。

(ケニアの主食・ウガリを振舞いました。)

また、クリニック内でも内覧会には俳優の福士蒼汰似のイケメンが来るとの噂が広まり、当日は女性スタッフの出席率が上昇し、100%近くになりました。これには悔しさを通り越して何か清々しい気持ちになりましたね(笑)。

さらに、お互い学生時代にバスケットをしていたこともあり、いづれは3オン3大会を栃木県真岡市で開催しようと約束しました。

(写真は向かって左が西真岡こどもクリニックの仲島先生、代表永井も栃木県佐野市のユルキャラ「さのまる君」のポーズをとっています。)

今後どのようなクリニックを目指されるか教えてください。

西真岡アクセプト・インターナショナルクリニックは永井さんの著書にも出て来る  寄り添う、受け入れる精神を持ち、なるべく多くの患者層を受け入れたいと思っています。

アクセスを良くするため、まずは365日 毎日診療できるような診療体制を作り(土日祝日は午前中のみ)、科目は一般内科を中心に呼吸器・アレルギー内科、消化器内科、循環器内科、心療内科、婦人科検診、スポーツ精神医学、緩和ケア、在宅診療などを行っていきます。

2011年に東日本大震災があり、短期間でしたが岩手県に医師として災害医療に携わる機会を与えて頂いたことがありました。その時に例えようのない無力感を感じると同時に人の心を支える尊さも学ばせて頂きました。『人間の悩み、負の部分を共有する』という言葉も医療においても非常に大事な事だと考えています。

(被災地での支援活動中の写真)

人間であれば誰しも不安、劣等感、老い、病気、死の恐怖など、抱えている悩みは山程あると思います。それに対して寄添い、互いに気持ちを共有することにより少しでも苦悩が緩和出来ればいいなと考えています。こうした理念を常に意識しながら行動して行くことにより、それが地域の文化となって浸透して行くものだと信じています。

アクセプト・インターナショナルには今後どのような組織になっていってほしいと考えていますか?

以前、永井さんにアクセプト・インターナショナルはどんな組織を目指していますかと聞いたところ、国境なき医師団のような組織になりたいと堂々と仰っていました。将来的にはノーベル平和賞なども取り、悩み、苦しむ人のために世界で活躍出来る組織に更に成長していって欲しいなと思います。

最後に、このサイトを見ている方やメンバーへメッセージをお願いいたします。

いつもメンバーの方たちのご活躍はTwitterやfacebookで拝見させて頂いております。ためになる話、面白い話を有難うございます。私も見習わなければならないことが沢山有ります。

アクセプト・インターナショナルのメンバーは最高に格好いい方達だと思います。今後も知力、体力、行動力に磨きをかけて頑張って下さい!更なるご活躍をお祈り致します!くれぐれもお身体ご自愛ください。

また、アクセプト・インターナショナルの国内事業部とは当法人の西真岡こどもクリニックと連携して頂き、不登校のお子さんの遠隔授業も行って頂いております。評判もかなり良いみたいなので今後とも宜しくお願い申し上げます。

  アンバサダーの方やメンバーの方には勝手に親近感を覚えておりますので、いつかお会いする機会があればなと思います。


眞塩様、「アンバサダーの声」にご協力頂きまして誠に有難うございました。 眞塩様をはじめ西真岡アクセプト・インターナショナルクリニックのスタッフの皆様と共に、「受け入れる」精神を大切に、私たちもこれからより一層 テロと紛争のない社会のために、邁進していきたいと思います。私たちの活動にお力添えくださり、本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

アンバサダーの声