Vol.44 加藤 祥晃さん
私たちの活動を継続的に支えていただいているアクセプト・アンバサダーの皆様の声を紹介する本コーナー。
「アンバサダーの声」第44弾は、当法人との協働を通じてアンバサダーになっていただいた加藤祥晃(かとう ひろあき)さんです。
加藤さん、本日はよろしくお願いいたします!まずは、バックグラウンドやご経歴を教えてください。
元々、大学院までは情報科学・電子工学を専攻し、卒業後は通信会社のネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。2017年に本社に異動したタイミングで、いわゆるビジネスに携わることが増えたんですが、同時に「自分は外でも通じるのか?」というもやもやを感じる日々が続きます。
とあるご縁でSVP東京という団体でパートナーをやらせてもらうことになりまして、それが自分の人生に大きな変化をもたらしました。
団体を通じてアクセプトの代表の永井さんとの縁ができたことは言うまでもなく人生における大きな変化だと今でも思っています。人生をかけ、本気で課題解決に取り組む方達とご一緒させていただく機会を通じて、自分も成長できました。
「自分もこれくらいグイグイやってもいいのか」という、いい意味での図々しさを身につけ、同時に外の人たちとも十分に渡りあえるという確かな手応えを感じたことが、翻って本業にもいい影響を与えました。
現在はアメリカに居住しており、有望なスタートアップとの協業を通じた事業創出を進めるとともに、北米内におけるメディア関連の事業も手がけています。
2人の子供の父親でもあります。幼い子供を連れて海外に居住する大変さを痛感していますが、家族で楽しく過ごしています。
ありがとうございます。では、アンバサダーになっていただいた一番のきっかけや続けていただいている理由は何ですか?
きっかけ、続けている理由は「永井さんという存在」の一言に尽きます。
前項でも触れさせていただいたようにSVP東京、という組織があり、そこでの活動を通じて代表・永井さんと出会いました。SVP東京は平たくいうと「熱意をもって社会を変える取り組みをしている人に惚れた人たちが支援を行う」という中間支援団体です。
この機会を通じて、2018年頃からアクセプトに関わることができ、本当にいろいろなことに関わらせていただきました。
永井さんが取り組む姿勢・その姿勢に共感して集まってくるメンバー・それらを支える外部の方達、これらがさらに見えてきたことで「何かできる時は手伝いたいし、何もできない時でも支援くらいはしたい」と言う思いは今でも変わっておらず、それがアンバサダーを続けさせていただいている理由ですかね。(金額が少なくて申し訳ないのですが・・・笑)
現在は時差もあり、直接のお手伝いが難しい状況になっていますが、団体として目指している「テロや紛争のない世界」に近づくため、できる範囲のことは続けていきたいと考えています。
その節は本当にお世話になりました…!SVP東京を通じた協働を含め、アクセプトにご協力いただいた内容と、その感想などを教えていただけますか?
団体内部の基盤の整理などについてお手伝いをさせていただきました。
大きくなっていく組織の早い段階に対して、様々な支援をできたことは自分にとっても大変良い経験になりました。
とてつもなく優秀なメンバーが多く、1人の人間としても刺激になることが多かったです。というかむしろ学ばされてばかりですし、先ほども述べさせていただいたように、お陰様でいい意味での図々しさを身につけることができました。
感想と言うのもおこがましいですが、お手伝いさせていただく中で感じたことは、メンバーに対する素直な尊敬の念が大きいです。なぜこれだけ本気で打ち込めるのだろう、何が彼らを前に進めているのだろう、学生時代にはこのような経験を得られなかった自分としては嫉妬すら覚えます笑
合う合わないは当然ながら人によってそれぞれですが、団体に関わることで「何か自分のためになるものを得られる」と言うことは第三者の立場で厚かましいですが、強調します!
私自身も代表・永井のビジョンと実行力に共感したうちの1人です。彼とのエピソードで印象的だったものはありますか?
永井さんが外部の方へプレゼンをしにいく機会があり、その際に、いろいろと時間を過ごさせていただく機会がありました。
プレゼンというのは何かを伝えるものなので当然、「このような内容が伝わる」「こういう数字の見せ方の方が印象に残る」といったことを練り上げていきます。
その活動を通じての永井さんの印象ですが、自分で理解して納得することにこだわる姿勢が強いと感じました。「自分で理解して納得する」これって、当たり前のように思えますが、実践できていない人は存外多いと思います。自分でデータ・論拠で理解しているからこそ、表面しか理解していない人のコメントや印象論だけのコメントではぶれないですし、確かな軸を感じます。
またどんなに忙しくても必要なことはいくらでも時間を捻出しますね。本当に寝てるのか?と思う時期もありました。誰も知らないレベルで本当にいろいろなことをやってると思うので、是非とも健康面は気にかけていただきたいです。
SVP東京との会議の様子
そんな加藤さんがこれからのアクセプトに求めるものは何でしょうか?
正直、心配はしていないんですがぶれないことです。
この数年、そして今もまさにアクセプトの存在は大きくなり続けています。
大きくなると同時に大変さや周りからの影響・インプットも加速度的に増えていくと思いますが、ブレずに「何かを期待してしまう」「何かをやってくれる」という、そんなイメージが変わらずあり続けて欲しいです。
ロシア・ウクライナ情勢をはじめとして今まさに世界が大変な時だからこそ、そう言っていただけると本当に救われます。では最後に一言、読者に向けてメッセージをお願いします!
誰もが共感できる課題ではないかもしれません。ですが確かにニーズがある分野での活動を続けている、ということは理解して欲しいです。
支援の手法も一つではなく、それぞれのスタイルがあります。
「ちょっと時間を割いてHPを見ていただく」だけでもいろんなことが見えてくると思います。 「ちょっとだけ自分のリソースを提供する」だけでも誰かの人生に影響を与えることができるかもしれません。
この記事が、誰かのイベントの参加などに通じると嬉しいです。
加藤さん、インタビューへのご協力、本当にありがとうございました。
本記事の掲載に至るまでの過程でも加藤さんから多々ご意見をいただき、本当に私たちのことを考えていただいてることを実感しました。
時差はありますが、ぜひまたご一緒できれば嬉しいです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
インタビュー担当:山﨑琢磨