Vol.34 鈴木 悠甫さん
「アンバサダーの声」第34弾は、2020年5月の活動説明会にて当法人の活動に興味を持って頂いた鈴木悠甫さんです。
こんにちは、鈴木さん!バックグラウンドやご経歴を簡単に教えて頂けると幸いです。
出身は埼玉県で、大学では理工学部でした。
(国内の医療機器メーカーのメンテナンス担当兼営業部署で、現在島根県で勤務をしています。
社会人4年目となり、生活にも慣れてきて、以前から興味のあった「国際協力」分野を学びたいと思い、本職の医療機器メーカーの仕事をしながら、少しずつ語学や国際分野のことを勉強しています。
アクセプトさんの活動やアンバサダーの皆様のお話を聞く中で、たくさんのことを学ばせて頂いています。
ありがとうございます。アクセプト・アンバサダーになっていただいた一番のきっかけは何でしたか?
色々な国際NGO・NPO団体のご活動を知りたいと探している時に、たまたまアクセプトさんの活動説明会に参加しました。その際に、活動を知るとともに感動したことがアンバサダーに就任したきっかけです。
今まで場所さえ知らなかった遠いソマリアという国で、自分とは全く異なる過酷な環境の中、生活している人々がいることを知りました。
―その地に生きる若者が、過激派組織に加入をしている状況がある。彼らの心には、「なんとかしたい」「この状況を変えたいけど、どうしようもない」という思いがある。―
そんな方々に対して、アクセプト・インターナショナルが、社会復帰プログラムの活動をされていると知りました。その結果、多くの元過激派組織・ギャング組織の方々が社会へ進んでいかれています。その活動を拝見して、「プログラムを卒業された方々が、勇気を持って力強く前に進んでいく姿はとても輝いていて、素敵だ。そんな彼らの道標となり、素敵な姿を引き出し、作り出していくこの活動はとても価値がある。前例のないこのご活動を応援したい」と強く思い、感動をしたことがきっかけです。
それでは、鈴木さんが一番に考えていらっしゃる社会課題を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
私の中で、課題として捉えられていて、想像できているのが教育の分野です。
誰もが、「自分の幸せな未来のために学びたい、自分の可能性を広げたい」という思いを持っていると思います。
ですが、教育を提供する環境が整っておらず、家庭の状況で学校に通う時間がないなど様々な理由から、学校に通えない、十分に教育を受けられていないといった格差が広く存在します。
もし、私が教育を受けられない、学びたいことが学べないという状況だと想像すると、非常につらく、もどかしい気持ちになります。
そう感じることもあり、世界中の人々が、自身の未来の可能性を広げる、「教育」や「学び」を受けられる機会を持って欲しいと思っています。
「未来の可能性を広げる」大事ですよね。国際協力での教育分野には多様なアプロ―チがありますが、アクセプトでも、「誰も取り残さない社会」の達成に向けて、「RPAモデル」にて各種トレーニングを提供しながら”元テロリスト”達の社会復帰支援を行っています。それでは、これからのアクセプトに求めるものはなんでしょうか?
もっとたくさんの方に知ってもらうことです。
私は活動説明会に参加し、アクセプトさんを「知る」ことができたので、活動に興味を持つことができました。
その結果、勉強会やアンバサダーミーティングを通して、アクセプトさん・他のアンバサダーの皆様からたくさんのこと学ぶことができていて、さらに国際協力の分野に関心を持つことができています。
現代の人々は、今までよりも色々なことに興味が向いていて、かつ多種多様な価値観を持つようになってきている、そしてそれらが社会的に受け入れられてきていると思います。
私のように本職は全く異なる業界ですが、国際協力分野に興味を持っている方、また今は興味がないが、知ることで興味を持ち、新しいことに取り組みたいと思う方はもっとたくさん出てくると感じています。
アクセプトへアクセスできる何か「糸口」のようなものをもっと拡散し、アクセプトの活動ないし、国際協力の分野に人々の興味・価値観をもっと惹きつけることができるのではないかと思っています。
最後に一言、何かメッセージをお願いします!
ご活動をする中で、時には批判や厳しい声を受けることがあると思います。
ですが、チャレンジされていて、取り組んでいかれている姿はとても素敵です。
私もアンバサダーとして学ばさせて頂き、一緒に悩み、考えていけることを心より嬉しく思います。
今後とも、活動を応援しております。
鈴木さん、この度は貴重なお時間、誠に有難うございました。
今回初めての試みとしてアンバサダーの方が気になっている社会課題などにも踏み込んでお伺いさせていただきました。
例えその内容が直接的に当法人の活動に関係が無いように見えても、課題は様々な切り口からの解決があると思っております。
これからも様々なヒントをアンバサダーの方からもいただきながら、活動を推進していきたいと思います。
アンバサダーの声
- 2024.07.24
Vol.65「加害者にも目を向けようとするアクセプトの理念は、他にはない唯一無二のもの」太田 貴也 さん - 2024.03.29
Vol.64「自分の正しさを押し付けて生活してきたかもしれないと反省」辻 芙実子 さん - 2024.03.27
Vol.63「これは無理だろうという限界は自分が決めてしまっている」城田 則子 さん - 2024.03.11
Vol.62「大きな成果に向けた積み重ねの一部に自分がなる」ナロック 悠耶 さん - 2024.03.02
Vol.61「世界はどう変わるのか、私が生きている間に見ることができればうれしいです」鈴木 幸恵 さん - 2024.02.13
Vol.60「活動に賛同している意思表示としてアンバサダーを続けています」倉持 光代 さん - 2024.02.11
Vol.59「一度何かのイベントに参加してみると自分なりの関わり方を見つけられるのではないかと思います」近藤 英一郎 さん - 2024.02.04
Vol.58「寄付をさせていただいていると思っています」中村 千絵 さん - 2024.02.04
Vol.57「自分にはできないからと諦めるのではなく、時処位に応じて協力できることを考えていけたらいいなと思っています」榊原 美紀 さん - 2024.01.27
Vol.56「無理だと決めつけずにやってみること。この事を実現している団体に、私の考え方も大きく影響を受けました」鈴村 修 さん - 2023.12.17
Vol.55「『少し応援してみよっかな』くらいの気軽さでアンバサダーをはじめてみる人が増えてくれればいいな 」南條 佑太 さん - 2023.06.25
Vol.53 「1人の力では解決できなくても、同じ思いを持つ人たちが集まると、いつかきっと大きな力になると信じて」 中尾 千恵子 さん - 2023.05.23
Vol.52「私自身も『対話』を探求していくために、アンバサダーとして関わることで学ばさせていただいています」高橋 淳さん - 2023.04.06
Vol.51 「永井さんとアクセプトが創る未来を私は見てみたい。できたらそこに、私も参加していたい」 福田 広恵 さん - 2023.03.19
Vol.50 「アクセプトのアンバサダーでいることが誇り」 桐林 千登勢 さん - 2023.01.29
Vol.49 「永井代表の『僕らはソマリアギャングと夢を語る』を読んだのがきっかけです」 前田 関羽 さん - 2022.09.17
Vol.48 「大きな事象であるからこそ、一人ひとりに目を向けて、必要なことを一つ一つ考えていく」 沖村 里咲 さん - 2022.07.31
Vol.47 「子どもに『戦争がなくならないのは仕方ない』とは言いたくない」 矢野 俊樹 さん - 2022.07.31
Vol.46 「アンバサダーになってみて支援を『継続する』ことの大切さを改めて感じている」 成澤 里恵 さん - 2022.06.12
Vol.45 「小学校時代にアメリカの同時多発テロを体験して以来、長い間モヤモヤした気持ちを抱え続けていました」 小出 彩音 さん - 2022.06.06
Vol.44 「何かできる時は手伝いたいし、何もできない時でも支援したい」 加藤 祥晃 さん - 2022.06.02
Vol.43 「『今なお聴かれていない、語られていない声は、どのようなものか』とより考えるようになりました」 小針 美紀 さん - 2022.05.22
Vol.42 「アンバサダーとして、アクセプトの中にいる人たちの信念や生き様のようなものを伝えていきたい」 浦野 真理 さん - 2022.04.17
Vol.41 「テロリストも同じ人間、必要なことをやる、という非常にフラットながら革新的な行動姿勢に惹かれて」 田頭 風子 さん - 2021.10.31
Vol.40 「自分のシステム開発の経験を活かして、IT面を中心にサポートをしてきました」 安達 知仁 さん - 2021.06.30
Vol.39 「『私でも出来る、否、私だからこそ出来ることがありそう』と思えたのはアクセプトだけでした」 賀来 沙樹子 さん - 2021.05.16
Vol.38 「アンバサダーになったのは、他国の若者の未来へつなげることができると思ったからです」 小川 利久 さん - 2021.04.10
Vol.37 「テロや紛争解決といった難しい課題は、大きな機関のみが対応できるものだと勝手に思い込んでいました」 坂本 眞一郎 さん - 2021.02.20
Vol.36 「前例が無い中で難しい課題に自分と同じもしくは若い世代の方が懸命に取り組んでいる姿勢に感銘を受けた」 中野 響子 さん - 2021.01.22
Vol.35 「テロと紛争による被害も、『機会損失』が発生していると私は捉えています」 小川 隆弘 さん - 2020.12.20
Vol.34 「世界中の人々が、自身の未来の可能性を広げる、『教育』や『学び』を受けられる機会を持って欲しい」 鈴木 悠甫 さん - 2020.11.18
Vol.33 「海外ならではのエピソードをアクセプトの皆さんと懇親会などで共有できることが楽しい」 篠原 祥 さん - 2020.10.14
Vol.32 「もっと日本人にも『テロリズム』を身近な問題として認識してもらうことが必要」 福嶋 浩嗣 さん - 2020.09.09
Vol.31 「『受け入れる』という価値観・アプローチをここまで実践に落とされている団体は、唯一無二なのかな」 八名 恵理子 さん - 2020.08.12
Vol.30 「最初にプレゼンを聴いた時、どういう形であれ応援したい、活動に貢献したいと心底思う何かがありました」 益田 大輔 さん - 2020.07.15
Vol.29 「テロリストや過激な思想を持った人を、かつては『加害者』として私は一面的にしか見ていませんでした」 猪熊 風友乃 さん - 2020.06.10
Vol.28 「元テロリストに対するイメージの変化をもっと多くの高校生たちに体験してもらいたい」 金田 和大 さん - 2020.05.06
Vol.27 「この活動が拡がったら国際協力の世界が大きく変わるのではないか。そんな気がして応援を始めました」 福西 浩樹 さん - 2020.04.10
Vol.26 「アンバサダー限定イベントに参加し活動内容を知ることができて、新たな知識も身についた」 芥川 駿太郎 さん - 2020.02.01
Vol.25 「アクセプトを通して、テロや紛争の問題についてまずは『知る』ことで新しい世界との接点が増えました」 ロミ さん - 2019.12.23
Vol.24 「アンバサダーになってみて、実際に横のつながりが生まれていることがいいな、と感じた」 中構 優花 さん - 2019.11.04
Vol.23 「団体のお手伝いがしたいという思いと同じくらい『自分のため』という感覚も強いかもしれません」 臼田 輝生 さん - 2019.07.30
Vol.21 「メンバーと近い距離で交流することに、自分自身刺激をもらってます」 宮崎 貴博 さん - 2019.06.14
Vol.20 「団体の成長を近くで感じられることが感慨深かったです」 岡本 明訓 さん - 2019.05.07
Vol.19 「既成概念や枠組みに囚われず、新たな時代を切り拓くために必要な反骨精神や気概があるのを感じます」 杉浦 かおり さん - 2019.03.30
Vol.18 「紛争で奪われる命を守りたい、現場を自分の目で確かめてすべきことを判断したい」 大塚 千宙 さん - 2019.02.15
Vol.17 「アンバサダーになってから、紛争関連のニュースがより目に止まるようになりました」 二茅 理穂子 さん - 2019.01.16
Vol.16 「アクセプトには、企業の発想を転換させる大きな役割があると思います」 篠原 雄之 さん - 2018.12.18
Vol.15 「ソマリアやケニア、インドネシアなどのアクセプトの活動地におけるテロと紛争の現状を知れた」 渋谷 和彦 さん - 2018.11.29
Vol.14 「悲しみを終え平和と幸せに向かう旅路を支える」 生田 チサト さん - 2018.10.31
Vol.13 「他のアンバサダーの方々とも交流する機会があることが面白いと思っています」 齋藤 悠太 さん - 2018.09.30
Vol.12 「開院したクリニックに西真岡アクセプト・インターナショナルクリニックと命名させて頂きました」 眞塩 一樹 さん - 2018.07.31
Vol.11 「メンバーの方々も、アンバサダーは身内だと言ってくれます」 三浦 紗織 さん - 2018.06.30
Vol.10 「今後は県内の教育機関にリーチできる講演やイベントの場を作れればと思います」 北添 春菜 さん - 2018.05.31
Vol.9 「アクセプトの現場での取り組みは、平和構築研究としても非常に興味深いものです」 本多 倫彬 さん - 2018.04.30
Vol.8 「医者になることはテロと紛争の解決に直接は繋がらないけど命を大切にする点では共通しています」 窪田 有希 さん - 2018.03.31
Vol.7 「NPO法人の共同設立にあたり、アンバサダーという立場から少しでも力になりたいと思いました」 栁瀬 惠介 さん - 2018.02.27
Vol.6 「会社の社会貢献部の責任者やボランティア活動を一緒にしている仲間たちにアクセプトの話をしています」 川北 麻衣 さん - 2018.01.30
Vol.5 「初めはアクセプトの活動内容をよく理解出来ていなかったので、ほんの気持ち程度の額でスタートしました」 小笠原 絢子 さん - 2018.01.21
Vol.4 「自分が経営している飲食店のメニューやHPにアクセプトの紹介文を載せています」 中島 拓也 さん - 2017.12.30
Vol.3 「アクセプトの活動に市民をどう巻き込むかという、自分の研究に関わる点でのアドバイスをしています」 矢部 航 さん - 2017.11.28
Vol.2 「『関心を持つだけでも立派な活動』という永井さんの言葉に押され、参加させていただきました」 鶴田 桂策 さん - 2017.10.19
Vol.1 「寄付で活動をサポートすることに加えて、メンバーの皆さんに会議室の貸し出しをしています」 田村 明宏 さん