Vol.17 二茅 理穂子さん
「アンバサダーの声」第17弾は、東京都ご在住で、大手監査法人でサステナビリティ業務関連のコンサルタントをされている二茅理穂子さんです。
アクセプト・アンバサダーになったきっかけをお聞かせください。
世界平和が私の夢だったからです!学生時代に国際協力を専門に学んできましたが、社会人になってから、仕事以外の場で自分の興味と合致したことを学びながら楽しく活動できる場、特にNPOを探していました。そんな時に勤務先の先輩に誘われ参加した勉強会のゲストが、アクセプト・インターナショナルのメンバーでした。 そこで団体紹介を聞いた後、今アクセプトが抱えてる課題やその解決方法などを議論し「ここであれば、紛争解決に貢献しつつ組織運営や戦略についても学べて刺激的だな」と思い、アンバサダーになることを決めました。今では月1回、有志のアンバサダーで行われるアンバサダーミーティングに参加していて、団体運営の課題について積極的に議論しています。
アクセプト・アンバサダーになってから、二茅様に起こった変化はありますでしょうか。
ケニア、ソマリアや紛争関連のニュースがより目に止まるようになりました。学生時代は格差や平和学を学んでいて、もともとテロ関連のニュースはよく見ていました。ですが当時は、授業で学んだ理論と、実際に起きていることを照らし合わすことに終始していました。また、社会人になってからは、日々仕事に忙殺され物凄い勢いで世界のニュースが過ぎ去ってしまっていました。 しかしアンバサダーになって以降は、普段ミーティングでお世話になっているメンバーの方々や、受け入れている若者たちがまさに今そのニュースの現場にいるかもしれないと思うようになりました。問題の深刻さをより深く考えるようになり、今では意識を持ってニュースを見ることができています。
もともと国際協力にご関心があったとのことで、他団体の活動も関心を持たれていたかと思います。その中でアクセプトとの関わりを強めていった理由はどこにありますか。
物事の根本問題を解決しようとする姿勢です。加害者の社会復帰を促進するという、負の連鎖を止める事業を行なっているところにとても共感しています。難民問題がよくニュースにも取り上げられていますが、その根本問題にも難民の出身地で起きているテロや紛争の問題があって、その根本的なところに挑もうとしている。その姿勢は、私がアンバサダーになった決め手の1つでもあります。 また、活動していることの証明書が発行可能だとのことで、いつか本格的に国際協力の分野に足を踏み入れることがあった際にはアンバサダーとしての活動実績が助けになるかなとも思っています。
これからの当団体に求めるものはなにがありますでしょうか。
社会人になってから、学生時代に大学で学んでいたことに触れる機会が少なくなってしまったので、「テロと紛争」、「平和構築」などをテーマにした、理論と実践についてのセミナーを行なって欲しいです。先日は団体説明会で司会を務めたのですが、そういったアンバサダーとして話す時にも役立つかなとも思っています。
最後に一言、何かメッセージをいただけますでしょうか。
現在進行中のDRRプロジェクトや、既存事業が良い形で進みさらに拡大されることで、より多くの人々が生きやすい環境を見つけることができるよう願っております。引き続きアンバサダーとして、微力ですがお手伝いさせて頂ければと思います。これから皆さんとお話できるのを楽しみにしております!
二茅 理穂子様、この度はインタビューにご協力ださり、誠にありがとうございました。活動説明会での司会やアンバサダー・ミーティングはじめ、積極的に活動頂く中で、学生時代からの関心分野への理解を深められているとのこと、大変嬉しく思います。今後も一緒に盛り上げて下さったら嬉しいです!どうか引き続きよろしくお願いいたします。