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「非国家武装集団に関わる若者」に関する論文公開のお知らせ

国際人権法と国際人道法に関する専門機関であるスイスのジュネーブアカデミーより、代表・永井が執筆した「非国家武装集団に関わる若者」についての政策論文が公開されました。本論文の概要はこちら(ジュネーブアカデミー公式サイト、英文)、全文はこちら(英文)からご覧いただけます。

本論文では、ソマリア、イエメン、南スーダン、コロンビアで武装勢力に関わった若者120人へのインタビューをもとに、その脆弱性や特有のニーズなどを説明しています。

また、いわゆるテロ組織などの武装勢力に関わっている/いた若者は脆弱であり、平和を構築する上で重要な存在であるものの、18歳未満の子どもと異なり、国際的に保護するための枠組みがないことを訴え、彼らが直面する複雑な問題を見つめ直す必要性や、彼らを平和の担い手として捉え直すことの重要性を述べています。

2021年、私たちは「テロや武力紛争に関わる若者の権利宣言」を発表しました。本宣言は、まさに複雑な問題を抱える彼らを国際的に保護し、エンパワーメントすることを目的としています。2023年現在は、現場での活動はもちろん、こうした問題意識を国際規範として成立させるための活動も同時並行で実施しており、政策論文の執筆はその一環です。

包括的なアプローチでテロ・紛争のない世界の実現をするため、引き続き尽力してまいります。今後とも温かなご支援をよろしくお願いいたします。



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