ポスト番号:2-2
更生保護支援担当
長引くコロナの影響で、元非行少年たちを日常的に見守る保護司(注1)の活動が思うように行えておりません。保護司の高齢化によりオンラインへの対応が難しいこと、そもそも保護司制度では対面での見守りしか想定されていないことなどがあげられます。その中で、非行少年が少年院を出院後、必要な支援が十分に受けられず、人生をやり直す過程での孤立が問題になっています。
当法人では、このように社会で孤立する元非行少年たちに向けて、彼らが再犯せずに新たな人生に向けて歩んでいくために支援を行っています。例えば、新たな担い手・若手保護司の増加に向けた啓発啓蒙のためのオンラインでの勉強会を実施しています。2022年度からは、非行少年が新たな人生を歩むための相談・伴走支援を開始し、彼らのそばで継続的に見守り続ける支援を行っています。また、2022年8月からは、新宿歌舞伎町などの繁華街で犯罪に巻き込まれる恐れのある子どもたちへ向け、声かけ活動を実施しています。相談窓口を記載したカードを配り、定期的に通うことで顔の見える関係構築を目指しています。
本ポストでは、日本における非行少年のバックグラウンドについて理解し、彼らの社会復帰のために率先して活動できる方、ご関心・ご経験がある方のご応募を歓迎します。
注1:保護司は、保護司法に基づき、法務大臣より委嘱を受けた非常勤の国家公務員(実質的に民間のボランティア)