団体概要
私たちの
パーパス

パーパス(存在意義)

―― 誰しもが平和の担い手となり、共に憎しみの連鎖をほどいていく

たとえ苦難の中にいようとも、一人一人が希望を持ち、誰しもが自らの可能性を発揮して平和の担い手となることを実現することで、私たちは、憎しみの連鎖といった負の連鎖をほどき、持続的な平和へと繋がる正の循環を生み出していきます。

ここで言う苦難とは、国内外を問わず、遍くの苦難を示しています。人道危機や社会的排除に直面し苦しんでいるということもあれば、熾烈な紛争地においてテロ組織を含む武装勢力や犯罪集団から離脱できないということもあります。

こうした中で、マイナスの状態を少しでもゼロに近づけていくという発想ではなく、各々が持つ無限の可能性を信じ、発揮し、マイナスをプラスに替えていくとともに、様々な問題への根本的な解決に繋がる良い循環を生み出していくことが、私たちの存在意義であり、誇りです。

バリュー(価値観)

上記のパーパスの下、私たちは以下のことをバリューとして掲げています。

  1. 最前線の実務者であるという自覚と誇りを持つ
  2. 深刻度の高い問題や、やり手がいない問題にこそ取り組む
  3. 問題の当事者が持つ無限の可能性を追求する
  4. 前例がないのであれば創る

私たちならできる。何よりもそう信じ、活動しています。

人の指から鳩を放ち、銃をツタに絡め封じているこのロゴには、「人権的な手法で暴力を機能停止させる」という意味を込めています。また、アクセプトという団体名には、「受け止める・受け入れる」という想いを込めています。それは単なる博愛主義ではなく、憎しみの連鎖をほどいていくために、今何よりも必要なことだと私たちは考えています。

共感に左右されるのではなく
ニーズにもとづく
取り組み

私たちは、パーパスを実現する姿勢として、取り組みへのニーズは非常に高いものの、様々な理由から見過ごされている問題に対して活動を行います。国際社会の努力により、子どもや女性、難民をはじめ、一般的に社会的弱者とされる存在へは共感と支援が集まるようになりました。しかし、テロや紛争を引き起こすのは、こうした潮流から疎外された人々です。

問題解決においては、情動的な共感にもとづくのではなく、ニーズに対していかに真摯であるかが大切だと考えます。深刻ではあるものの、多くの人々が取り組んでいない問題こそ、私たちが取り組むべき課題です。 だからこそ、ソマリアのような見て見ぬふりをされる紛争地、そしてテロ組織から投降した人やギャング、社会に居場所がない人々に対して特に取り組みをしています。

テロ・紛争解決という分野、ひいては憎しみの連鎖をほどいていくという取り組みは、問題の深刻さに関わらず、様々な制約を受けるため取り組みの少ない問題です。危険性の高さや有効なアイディアの不在、社会的な支援の潮流との隔たりなどの理由は、解決に向けた取り組みの難しさへ大きな影響を与えています。しかし、私たちは諦めません。常に使命と現実に真摯に向き合い、前例を創る覚悟を持って活動していきます。

憎しみの連鎖をほどくために、
今世界で、あなたが必要とされています。