コロンビアにおける取り組み
コロンビア革命軍の元戦闘員が多く居住する南部カケタ県の社会復帰キャンプを拠点に、元戦闘員とその家族、周辺地域の住民を対象として、リハビリテーション・社会復帰支援を実施するとともに、和解の醸成および支援体制の強化に取り組んでいます。
①リハビリテーション・社会復帰支援
ソマリアやイエメンでの経験をもとに、ケアカウンセリング、職業訓練、ビジネスマネジメント研修、ライフスキルトレーニング、市民教育などのプログラムを提供しています。ケアカウンセリングでは紛争によるトラウマに加え、地域社会からの差別や、和平合意後も続く暗殺への不安など、メンタルヘルス上の課題に対応しています。同時に、対話を通じて過去の経験を受け止めながら、社会復帰に向けた前向きな意識の醸成を図っています。
また、多くの元戦闘員は政府の手当に依存して生活しており、国際機関による支援で職業スキルを習得していても、それらを適切に活用できず就業・起業や進学につながっていないケースが少なくありません。そのため、長期的な自立を目指し、職業訓練やビジネスマネジメント研修を実施しています。
さらに、将来の生活設計、地域社会との関係構築、多様性の受容、ジェンダーに基づく暴力の予防、そしてコロンビアの平和構築における元戦闘員の役割と可能性などを扱うライフスキルトレーニングおよび市民教育も行っています。
②和解の醸成
元戦闘員と地域社会との相互理解や信頼関係の構築に向け、元戦闘員に加えて、国内避難民(IDPs)を含む地域住民、政府機関、民間企業などをつなぐ対話プログラムを実施しています。同時に、地域住民も利用可能な多目的職業訓練センターを社会復帰キャンプ内に整備し、元戦闘員と地域社会が共に学び、支援を受けられる環境づくりを行っています。こうした取り組みにより、長期的な和解の土台づくりを進めています。


