使わなくなったおもちゃを寄付!そのメリットや注意点、送料無料で寄付する方法も併せて解説

家で不要になったおもちゃはありませんか?一見いらないもののように見える不要なおもちゃも、それを寄付することで社会貢献をすることができます。さらに、サービスによっては送料無料で寄付をすることもできます。本記事ではおもちゃの寄付のメリットや注意点、送料無料で行う方法などを解説していきます。ぜひ最後までお読みください!
おもちゃ寄付
それではまず、おもちゃの寄付の概要を見ていきましょう。
おもちゃ寄付とは
おもちゃ寄付とは、文字通り不要になったおもちゃを、必要としている人や団体に直接送ったり、買取りサービスを通じて売却し、そのお金を寄付することを指します。
直接寄付する場合、送ったおもちゃは寄付先の団体の支援先の子どもたちが実際に使うことになります。一方、買い取りサービスを利用する場合は、おもちゃ自体が使われるわけではありませんが、そのその査定額が金銭として団体に寄付されることで支援につながります。
このように、おもちゃを通じて社会貢献ができるのが、おもちゃ寄付の特徴です。
〇金銭による寄付の重要性は以下の記事の「寄付の重要性」という章で詳しく解説しています。ぜひ併せてお読みください。
▶「寄付」と「寄附」の違いは?募金、義援金、寄贈との違いも含め解説!
寄付できるおもちゃの種類
まず前提として、寄付できるおもちゃの種類は寄付先によって異なるため、事前に各団体のウェブサイトなどで確認することが大切です。多くの団体で取り扱われていることが多いおもちゃの例としては、以下のようなものがあります。
- フィギュア、プラモデル
- 鉄道模型、ミニカー
- ボードゲーム、カードゲーム
- 積み木、パズル
- ブリキのおもちゃなどレトロなもの
おもちゃ寄付のメリット

おもちゃの寄付には、寄付をする側にも様々なメリットがあります。
必要としている人に届けられる
経済的に厳しい状況にある家庭や児童養護施設の子どもたちは、新しいおもちゃを手に入れる機会が限られています。おもちゃを直接寄付することで、そうした子どもたちが新しいおもちゃで遊べるようになり、彼らの笑顔につながります。
関係者全員に良い影響がある
おもちゃの寄付は、寄付者、寄付先の団体、そしてその支援先の子どもたち、すべての関係者に良い影響があります。
寄付する人は不要なものを処分でき、寄付を受ける団体は活動に必要な物資や資金を得られます。特に、NPO法人などでは寄付を軸に取り組みを展開している組織も少なくないため、貴重な支援となります。
環境に優しい
おもちゃの寄付は環境にも優しいです。
不要になったおもちゃを再利用することでゴミが減り、新しいおもちゃを作るためのエネルギーや資源の節約にもなるため、環境保護にも貢献できます。
子どもが物の大切さを学ぶ機会になる
上記のメリットに加え、おもちゃの寄付は、子どもの教育機会ともなりえます。
子どもはおもちゃの寄付を通して、リユースという概念を知ったり、自分にとって不要になったものでも他の子どもにとっては価値があることを知ったりすることができます。
こうして物の価値や大切さを再認識するきっかけとなり、物を大切にする心を育むことにつながります。
送料無料でおもちゃを寄付する方法

おもちゃを直接団体に寄付する場合、送料は自己負担となることが多いです。しかし、以下のサービスを利用すれば、無料で寄付ができます。
ブックオフ「キモチと。」
ブックオフの「キモチと。」は、宅配買取サービスを利用して、不要になったものの買い取り金額をさまざまな団体に寄付できるサービスです。
おもちゃも買い取り対象となっており、特に、ブックオフでは他の買取サービスと比べて様々な種類のおもちゃが買い取り対象となっています。具体的なおもちゃの対象は以下になります。
<対象となるおもちゃ>
レゴブロック、ボードゲーム、シルバニア、プリキュア、着せ替え人形、戦隊もの、 仮面ライダー、プラレールなどのおもちゃ
お宝エイド
「お宝エイド」は、家庭にある「お宝」を集め、その買取金額をNPO団体の活動資金として寄付金に変換するサービスです。家庭に眠っている不用品を送ると査定額に10%上乗せされた金額が寄付される仕組みとなっています。
お宝エイドでは、ブリキのおもちゃといった昭和40年代以前に製造されたレトロなおもちゃが対象となります。
〇当法人もこれらのサービスと提携し、送料無料で物品売却によるご寄付をしていただけるようになっています。ぜひこの機会に、上記のサービスでおもちゃを寄付するのはいかがでしょうか?
おもちゃ寄付の流れ

それでは、実際におもちゃを寄付しようと思った際の、一般的な寄付の流れと、上記のサービスを利用した流れをそれぞれ紹介します。
一般的な流れ
- 寄付するおもちゃを選定する 寄付するおもちゃを選び、それらが破損していないか、清潔かを確認しましょう。
- 寄付先を決める 以下の章「寄付先団体の選び方」を参考に、寄付先を決めます。
- 寄付先の団体に応じた寄付の手続きを行う 選んだ団体の具体的な寄付手続きを確認することが重要です。多くの団体では、公式ウェブサイトに詳細な案内が掲載されています。
- おもちゃを梱包し送付する
以下の点を特に注意しましょう。
・寄付をする際に事前連絡が必要かどうか
・寄付の対象となるおもちゃや衛生面などの条件
・梱包方法
・寄付品の送付方法
・送料の有無
ブックオフ「キモチと。」を通じたおもちゃ寄付の流れ
- 応援したい団体(プログラム)を選ぶ
- そのプログラム専用サイトで申し込み
- ダンボールや紙袋におもちゃを梱包
- 配送ドライバーが送料無料で自宅や職場まで集荷
- 物品の査定額がプログラムの支援額になる
お宝エイドを通じたおもちゃ寄付の流れ
- 応援したい団体を選ぶ
- 家に眠っている 「お宝(おもちゃ)」をダンボールに包む。
- ゆうパック(日本郵便)まで集荷依頼の電話をかけ、「着払い伝票」を依頼
- お宝エイド受付センターの到着後、査定し、通常査定額に10%上乗せされた金額が指定先団体へ活動資金として振り込まれる
寄付先団体の選び方

ここまでで、おもちゃの寄付のメリットや寄付の仕方を理解し、おもちゃを寄付したいと思ったものの、いざ寄付しようと思っても、「どの団体に寄付すればいいかわからない」と感じた方もいるかと思います。そこで、この章では信頼できる寄付先を選ぶポイントを解説します。
定期的な活動報告などを通し、寄付金の使い道が明確である
SNSやウェブサイトで定期的に活動報告を公開している団体は、継続的に活動を行い、寄付金を有効に活用していることの証明になります。
これにより、寄付者は自分の貢献が社会の役に立っていることを確認し、満足感を得ることもできるでしょう。
また、SNSやホームページでの活動報告は、団体の活動を周知するための重要な手段であり、多くの団体がそれを活用しています。それにもかかわらず、これらを利用していない団体があるのは、少々不自然に感じられるかもしれません。
こうした理由から、寄付を検討する際は、まず定期的な活動報告を行っている団体を選びましょう。
イベントなどでスタッフから直接話を聞く機会がある
団体によっては、イベントを開催して活動内容を直接説明する機会を設けています。
こうしたイベントに参加することで、その団体で働くスタッフの様子や実際の活動の詳細を直接知ることができます。
団体の内部を直接見ることができるという点で、イベントなどでスタッフから活動内容について説明を受けられる団体は信頼性が高いと考えられます。
メディア出演の実績がある
メディアでの発言には責任が伴い、メディア側も取り上げる団体を慎重に選定します。そのため、メディアで紹介された団体は、その実績が信頼性に直結しています。
さらに、テレビや新聞、オンラインメディア、雑誌などで団体の活動や職員が紹介されている場合、それはその団体が一定の社会的評価を得ていることの証といえるでしょう。
法人格を持っている
法人格を取得している団体は、一定の手続きとプロセスを経て登記されているため、個人で活動している団体と比較して、信頼性や客観性が高いと考えられます。
さらに、一般社団法人よりもNPO法人(特定非営利活動法人)は、所轄庁の認可やより厳しい登記条件、非営利事業への限定などから、一般社団法人より相対的に信頼性が高いと言えます。
ただし、法人格を持たない団体でも、地域に根差した素晴らしい活動を行っている任意団体は多く存在します。一概には言えませんが、法人格の有無は参考になる判断材料の一つとして捉えると良いでしょう。
おもちゃを寄付する際の注意点

それでは最後に、おもちゃを寄付する際の注意点を確認しましょう。
団体のニーズを確認する
前述しましたが、寄付の対象となっているおもちゃは団体によって異なっていたり、団体によっては直接のおもちゃの寄付が不可能で買取サービスを通した金銭での寄付のみ受け付けている場合もあります。そのため、事前に取り扱っているおもちゃの種類・寄付の種類を確認することが大切です。
また、団体のニーズに合わないものを送ってしまうと、善意がかえって負担や問題を生む可能性があります。
おもちゃの寄付を検討する際は、事前に寄付先の団体に具体的なニーズや取り扱っているおもちゃの種類、寄付の種類を確認することを心がけましょう。
汚れや破損がないか確認する
寄付するおもちゃは、清潔で壊れていないことが大前提です。
ひどい汚れや破損があると寄付先で処分せざるを得ず、処分費用も団体が負担することになります。結果として、善意からの行動が悪影響につながってしまいます。
傷や汚れがひどい場合は、修理やクリーニングをしてから寄付しましょう。
電池を抜く
電池で動くおもちゃは、事前に必ず電池を抜いてから寄付しましょう。なぜなら、長時間電池を入れたままにしていると液漏れを起こす危険性があるからです。その液が目に入ると大変危険ですし、おもちゃが壊れる原因にもなりえます。
物によってはドライバー使わないと取り出せないおもちゃもありますが、上記の理由から手間がかかるとしても必ず電池は抜いてから寄付するようにしましょう。
内蔵バッテリーの有無を確認する
内蔵バッテリーで動くおもちゃの場合、国や地域によっては郵送が許可されていないことがあります。特に寄付先が海外の場合は、事前に郵送規制を確認するようにしましょう。
違反すると、郵送が拒否されるだけでなく、安全上の問題も発生する可能性があります。そういった意味でも、内蔵バッテリーの有無を確認することは大切です。
送料を確認する
団体に直接おもちゃを送る場合、送料は自己負担が基本です。寄付者が送料を負担することで、困っている人により多くの寄付ができるようになります。
ただし、上記でも紹介したような買い取りサービスを利用すると無料で送れる場合もあります。寄付する前に公式サイトなどで送料の有無を確認し、予算を踏まえて検討しましょう。
まとめ

本記事では、おもちゃの寄付について解説してきました。おもちゃの寄付は、不要なものを有効活用しながら社会貢献ができ、子どもが物の大切さを知る良い機会にもなります。
この記事を参考に、もしご自宅に不要なおもちゃがある方は寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、世界には、生活の苦しさや洗脳、誘拐など、望まぬまま紛争に巻き込まれてしまった子どもや若者がたくさんいます。彼らは強制的に武装勢力に加入させられ、その多くが戦闘で命を落としています。さらに、紛争が拡大すると、子どもや女性を含む立場の弱い方々が難民・避難民として住む場所を追われるなど、より多くの人が厳しい環境に置かれることとなります。
こうした現状を変えるために、私たちアクセプト・インターナショナルは、テロや紛争を終わらせ、平和な世界を実現するための独自の活動をしています。こうした紛争地での活動は、皆様のご寄付があるからこそ実現できています。
そして、当法人では、本記事でも紹介したブックオフ「キモチと。」とお宝エイドと提携し、これらを通した物品売却による金銭の寄付も受け付けています。おもちゃをはじめとするご家庭の不要品をこれらのサービスを通じてご寄付いただければ、紛争地にいる子どもや若者の支援に大切に活用させていただきます。
※当団体では現物のおもちゃの寄付は受け付けておりませんので、ご寄付をご検討の際は、ぜひ上記サービスをご利用ください。詳細はこちらからご確認いただけます。
また、スタッフから活動について直接説明を受けることができる活動説明会やドキュメンタリー上映会などのイベントを、毎月複数回、無料で開催しています。活動についてより詳しく知りたい方はもちろん、スタッフや団体の様子を感じてみたい方は、ぜひお気軽にご参加ください。
アンバサダーとは月1,500円(1日50円)からの継続的なご支援をもとに「テロや紛争のない世界」を、ともに目指す「同志」です。毎月1,500円で1年間支援すると、大工などの職業訓練を、テロ組織にいた若者2名に1ヶ月間提供できます。

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