いつも温かなご支援をいただき誠にありがとうございます。パレスチナから若手リーダーを迎え、広島・東京での対話会合に市民交流、そして東京宣言の採択と、充実のプログラムを実施してから早くも1ヶ月が過ぎました。
※東京宣言の舞台裏をご報告した前回の記事はこちら
対話会合の後、来日した若手リーダーの一人から次の感謝のメッセージが届きましたので、この場を借りて皆様に共有いたします。
若手リーダーからのメッセージ
日本で時間を共にして以来、皆さんがお元気で、私と同じくらい感動の余韻を感じていらっしゃることを願っています。単純で形式的なお礼ではなく、心の奥底から感謝の気持ちを伝えたくて、このメッセージを書いています。
皆さんが日本で企画してくださったのは、単なる会議以上のものでした。
将来に向けたビジョン、目標、そして人間同士の純粋な繋がりが合わさった、素晴らしい体験でした。アクセプト・インターナショナルが主催し、重要で影響力のある日本の方々と我々若手リーダーを引き合わせてくださった対話会合は、永遠に歴史に刻まれるでしょう。
たとえ、変化をもたらす新たな道を作り出すのにわずか1%の影響しか与えられなくとも、その1%は未来に真の変革を起こすのに十分な力を持っていると私は確信しています。
個人的には、リーダーシップや組織作り、傾聴といった日本的な手法から学ぶだけでなく、架け橋をいかにして築くか、そして対話からいかにして末永い協力関係を生み出せるかを学べたことが大きな収穫でした。
皆さんが今回企画したのは、単なるプログラムではありません。我々パレスチナ人が、世界をどのように巻き込んでいくかを見つめ直す場を与えてくださったのです。
今日は仕事に復帰して初日です。私は今、歴史が刻まれたエルサレムの城壁の内側からこの手紙を書いています。ここで私が見ている景色の写真を共有します。
石壁、狭い路地、そしてこの街に息づく歴史を、私たちが話し合った未来に想いを馳せながら。![]()
パレスチナでイニシアチブを計画・実行する準備は完全に整っており、私の覚悟も固まっています。皆さんのビジョンを共有いただければ、私と私の仲間がそれを実現します。特に、秩序と緻密さ、長期的な影響力といった日本の精神性を体現する取り組みにしていきたいと強く願っています。
また、私の組織では今後、パレスチナの未来に関する政治的団結の大切さについて対話する場を精力的に作っていこうと計画しています。なぜなら団結こそが、私たちが達成したいあらゆるものの土台になると信じているからです。
改めて、アクセプト・インターナショナルや協力者・寄付者の皆様のご尽力とご厚意、そして対話の力への信念に感謝申し上げます。日本で皆さんが創り上げたものは、私たち全員が希求する未来を築くための大きな一歩でした。
エルサレムから心を込めて。
さらなる和平プロセスの促進に向けて
アンバサダーをはじめとする皆様の力強いご支援をもとに、彼ら彼女らの和平に向けた一歩を後押しできたことに改めて心から感謝申し上げます。
一方で、新たな和平への道のりはまだ始まったばかりです。私たちは引き続きオンラインで若きリーダーたちの実践を支えていきつつ、11月頃には中東某国でフォローアップ会合も予定しています。
今後とも、皆様の温かなお力添え、そしてご寄付を通じたご参加を何卒よろしくお願いいたします。