パレスチナ特設ページ|NPO法人アクセプト・インターナショナル

憎しみの連鎖をほどく 日本から、あなたとともに

若手リーダーたちと共に行う対話、そして緊急支援

いつも温かなご支援をいただき誠にありがとうございます。

パレスチナでの取り組み推進のためのアンバサダー募集キャンペーンでは、大変多くの方にご賛同をいただき誠にありがとうございました。

キャンペーン以降、着々と進めてきた活動についてご報告いたします。

新たな和平プロセスに向けた対話会合

私たちはパレスチナにおける新たな和平プロセスの構築に向けて、主要政党や組織、市民社会の若手リーダーによる対話会合を行なっています。キャンペーン期間中に中東某国で開催したのは4月でしたが、それ以降もオンラインで毎月会合を行なっており、個別での会談も同時並行で進めています。

日に日に悪化する情勢を前に、ガザ地区から会合に参加している若手リーダーからは切実な声が届くこともしばしばです。超党派の若手リーダーたちはそうした声に対して何をすべきか・何ができるのか。会合を通じて着実に前に進む彼ら彼女らを、私たちは支えています。

以下は、2024年度の活動報告書にも掲載した若手リーダーの声です。

パレスチナ若手リーダー アイマン(仮名)の声

侵攻が始まって以来、私はNGOの一員として人道支援に従事しながら、ガザにおける人権侵害や国際法違反に関するレポートを書き続けています。現場は想像を絶する過酷さで、病院に物資を届ける際に目の前で攻撃があった時は死を覚悟しました。

アクセプトが開催する対話会合には対面で参加することができないため、避難民キャンプなどからオンラインで参加していますが、会議の最中に攻撃が起き、別の場所へ移動しながら会議を続けたこともありました。政党の若手リーダーたちと市民社会の間には、時に深い溝を感じることもあります。しかし、異なる立場の人々が言葉を交わせる場が存在していること自体、非常に貴重です。

あらゆる方向から私たちを痛ましく包み込むこのジャングルの中で、私たちは最終的にどこにたどり着くのでしょうか。すべての政党にとっての最大の勝利とは、平和を築くことに他ならないはずです。アドボカシーや交渉のスキルを磨きながら、対話の場にとどまらず、現場で確かな成果を出していきたいです。

パレスチナ若手リーダー アイマン(仮名)

給水支援の再開

また、アイマンをはじめとした若手リーダーと共に、7月頭からガザ地区での給水支援を再開しています。全て皆様からのご寄付で調達している命の水です。

給水支援の様子

この支援は計画から実施に至るまで、新たな和平プロセスを進めている若手リーダーたちと共に行なっています。これにより緊急支援と和平に向けた取り組みを統合し、現場から確かな希望を生み出しています。このアプローチは、平和構築の実務者であるアクセプト・インターナショナルだからこそできるものです。

本記事をご覧になっている皆様におかれましては、ぜひご寄付を通じて支援の輪に加わっていただければと願っています。

また、企業としてのご寄付についても随時受け付けております。例えば100万円のご寄付があれば、200世帯に対して1ヶ月の給水支援を行うことができます(人件費含まず)。支援現場で使用するバナーに企業様のロゴを掲載させていただくことも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※企業としてご支援についてはこちら

引き続きここ日本から、皆様と共に和平に向けて進んでいくことができれば幸いです。

ご参加はこちら
この新着情報が気に入ったら、
拡散いただけないでしょうか?
一覧ページへ戻る