いつも温かなご支援をいただき誠にありがとうございます。
キャンペーン終了まであと11日となりました。今回は、ガザ地区で実施中の給水支援についてご報告いたします。
給水支援の実施
私たちは中長期的な視点で新たな和平プロセスを構築する取り組みに加えて、今まさにイスラエルによる攻撃から身を守るために避難を続けているガザ地区の方々に対して、緊急人道支援を行なっています。
写真に収められているように建物の倒壊が激しく井戸も破壊されていることから、命を守る給水支援を先々週から開始しました。現場では、特に激しい攻撃を受けているガザ北部からの避難民が増え、新しいシェルターもできているような状況です。
私たちは現場のニーズを踏まえて、特に支援が行き届いていない5つのキャンプを選定し、約1400世帯に対して支援を提供しています。

しかし、給水を実施する中でもイスラエルによる攻撃が始まり、急遽終了しなくてはならないこともありました。イスラエルはドローンなどを使って現場を偵察し、給水車や物資を積んだ車を攻撃しているとの報告もあることから、安全管理を徹底しながらの活動が求められています。
「給水自体はできているが、状況は酷い。もう少ししたら、わずかに残った食料もなくなってしまう。今年はラマダンやイード(ラマダン明けの祝祭)どころではなかった」。現地スタッフからはそんなメッセージも届いています。

また、ここまで記事を執筆したところで現地から続報が届きました。
先週の金曜日と土曜日にかけて脱塩設備と給水ラインが攻撃され、現在、支援していたシェルターでの給水が一時的に停止しているとの連絡です。ガザの総水供給量の70%が止まっているという報道もあります。
今まさに現地の様々な関係者と連携しながら、支援再開に向けてなんとか調整を行っているところです。
このように支援活動には多くの困難が伴いますが、皆様からお寄せいただくご寄付を活用しながら、必要とされる支援を届けていけるよう全力を尽くしてまいります。
キャンペーン終了まで残り11日で、あと141名のご参加が必要です。ぜひこの機会に、日本から温かなご支援を何卒よろしくお願いいたします。