約2ヶ月にわたって取り組んだ寄付キャンペーンは、惜しくも目標に対して87%の達成率となりました。ご支援いただいた皆さまには改めて感謝申し上げます。
9月末でプロジェクト期間は終了しましたが、引き続きイエメンで支援を必要とする方々のために、目標達成を目指してご寄付を受け付けており、現在89%までご支援をいただいています。
今回は3,000万円という高い目標を掲げてでも、なぜ私たちがご寄付にこだわるのかをお伝えしたいと思います。
まず、私たちがソマリアやイエメンなど現在進行中の紛争地で行う、いわゆる紛争当事者とされる方々への直接的な支援は、政府からの公的資金であるODA(政府開発援助)の対象に基本的になりません。
イエメンで起きている武力紛争に対しても、根本的な解決アプローチの1つとして、いわゆる紛争当事者への支援が欠かせませんが、紛争地では食料配布や医療サービスの提供などの人道支援がより重視される傾向にあり、元戦闘員や戦争捕虜を対象とした支援の枠組みは極めて限られています。
さらに、イエメンやソマリアなどの紛争地は外務省によって退避勧告レベルに指定されており、ODAの枠組みでは日本人である私たちが直接的に支援事業を行うことができません。
このような理由から、紛争地の若者が武器を置き平和の担い手となるための支援を行う、私たちの取り組みはテロ・紛争問題の解決に不可欠でありながら、公的な資金の確保が難しいため、用途や取り組み内容に制限のない、ご寄付が必要になります。
さらに、皆様からいただいたご寄付を最大限活かすため、本キャンペーンWebサイトも、最大20%の手数料がかかる大手クラウドファンディングサイトを使うのではなく、自団体でサイトを立ち上げて運営しています。皆様よりいただいたご寄付は無駄にすることなく、支援を必要とする若者に届けて参ります。
現在パレスチナ及びイスラエルにおいても、深刻な事態が発生していますが、憎しみの連鎖をほどき、一人でも多くの若者が武器を置き、彼ら自身の手でイエメンの和平を実現することができるよう、目標に達するまで寄付キャンペーンを継続していきます。
引き続き皆様からのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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