~テロと紛争の解決に向けて~
「“加害者”を受け入れる」とは

「テロと紛争の現状を知りたい」
「国際協力に関心がある」
「平和について現場の声から考えたい」
そのような思いをお持ちのあなたに向けたイベントです。

こんにちは。
アクセプト・インターナショナルの秋葉です。
テロと紛争の解決をミッションに掲げるNPO法人アクセプト・インターナショナルの事務局長として、現場に足を運びつつ国内での広報活動にも取り組んでいます。
2011年、当法人の前身団体は、多くのソマリア難民が生活するケニアのソマリ人地区で活動を開始しました。
それから10年目。私たちは国連・現地政府・現地NGOとも協力しながら、ケニア・ソマリア・インドネシアにて、ギャングの若者や元テロリストの方々といった、社会の中で排除されやすい“加害者”とされる存在を受け入れ、彼らの脱過激化と、社会に戻ってやり直すための支援をしています。
2018年にはケニアの活動地区にて地域三大ギャング組織と呼ばれる「カリフマッシブ」の解散式を実施。
現在は、ケニアにてスマホ修理スキルを用いた収入創出プロジェクトを導入するとともに、ソマリア本国では元テロ組織メンバーの方々に対する社会復帰支援のプロジェクトに挑戦しています。
今回は、前身団体「日本ソマリア青年機構」が制作し、東京ドキュメンタリー映画祭でも放映されたショートドキュメンタリー『Real Gangsters: the Unknown World of Eastleigh』を上映します。

本ドキュメンタリーは、ケニアにおけるソマリア人ギャングたちの「自分たちの現状を知って欲しい」という声を受け、制作されたものです。
難民を生んだソマリアの紛争とはどのようなものなのか、ケニアに逃れたソマリア人難民・移民の現状、彼らに対するケニア社会の対応、ソマリア人の声など、リアルに描かれています。

※ケニアのソマリア人街の一画。
ソマリア人の若者がギャングとなった背景や状況は多様である一方、彼らが特別なのではなく、世界のどこでも同じような道をたどる若者が出てくる構図も浮かび上がってきます。

※ケニアのソマリア人青年、元ギャングたち。
「テロリストやギャングになるリスクはどのような状況で高まるのか」
「元テロリストや元ギャングたちは今、どのような思いでいるのか」
「解決の難しいテロ・紛争の問題にどう立ち向かうのか」
ショートドキュメンタリーを通して、また私たちアクセプト・インターナショナルの活動や理念を通して、「”加害者”を受け入れる」ことについて一歩立ち止まって考えていただければ幸いです。
あなたのご参加を
メンバー一同心よりお待ちしております!
▼ケニアの元ギャングたちの声
「偏見を捨てて、俺たちの話を聞いてほしい。それが俺の社会に対する唯一の願いだ。」
「社会からどう思われているかはわかっている。それでもやり直したいんだ。」
▼イベント参加者の声
・20代女性(学生)
「ショートドキュメンタリーの中で元ギャングの話を聞けたのが良かった。」
・40代男性(社会人)
「相手との信頼関係を構築する方法に共感した。」
・60代男性(社会人)
「目に見える形で活動の成果を理解することができた。」
▼日時
2020年7月27日(月) 19:30~21:00 (19:20~受付)
▼内容
第一部 ショートドキュメンタリー上映
第二部 団体・事業紹介
+ 質疑応答
▼講演者
◎秋葉 光恵
1992年生まれ。London School of Economics and Political Science(LSE)開発学修士、University of St.Andrewsテロ対策コース修了。学生時代から心理的アプローチを通じた平和構築に関心を持ち、関連するNGOや国際機関でのインターン、ノーベル平和賞受賞者サミットへの参加を経験する。卒業後は、独立行政法人国際協力機構(JICA)に入構。暴力的過激主義者を対象とする脱過激化・社会復帰支援の独自性や重要性への共感から2018年11月に転職して現職に至る。
◎山崎 琢磨
1997年生まれ。慶應大学法学部政治学科アフリカ地域研究会所属。NPO法人アクセプト・インターナショナルで4年間にわたりケニア事業部の活動に従事。大学に通いながら長期休暇にはケニアに渡航し、2019年は1年間休学をして現地に駐在。これまでソマリアギャングの社会復帰支援事業を主導するなかで、フットボールチーム設立やスマートフォン修理スキルを用いた収入創出事業の立ち上げを行う。現在はケニア事業のサポートをしながら日本で広報を担当。
▼参加費 / 接続 / お申し込み
・参加費:無料
・接続:ZOOMを使用しての接続を予定
お申込みはこちら
※お申込み後、接続方法の詳細を送付します。
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