年内の年内の飢饉宣言の回避と今後の見通し|NPO法人アクセプト・インターナショナル

ウクライナ危機がもたらす新たな緊急事態を防ぐ。
26万人が亡くなった“大飢饉”を繰り返さないために。
ソマリア2022大干ばつ
緊急支援プロジェクト

年内の飢饉宣言の回避と今後の見通し

いつも大変お世話になっております。NPO法人アクセプト・インターナショナルソマリア緊急支援チームです。

前回の新着情報の更新より期間が空いてしまい申し訳ございません。大変遅ればせながら、寄付目標額達成の御礼とソマリア大干ばつの最新情報をお送りいたします。

去る10月30日をもちまして、緊急支援プロジェクト実施のために目標としていた3,000万円のご寄付をいただくことができました。これもひとえに、温かなご支援をいただいた皆様のおかげです。改めて、心より感謝申し上げます。

ソマリアでは2022年12月までに「飢饉(famine)」の宣言が発令されるとの予測が出ていましたが、現地コミュニティや国際社会からの支援により、年内の宣言はかろうじて回避することができました。

しかし、依然として予断を許さない状況は続いています。

実際に、大干ばつにより被害を受けた人は約780万人にのぼり、約130万人が避難を余儀なくされています。さらに、食料が十分に得られていない人は約560万人にのぼるなど、状況は極めて深刻です。

現在および来年4月〜6月の食糧危機に関する予想図

上記の図の通り、4月〜6月の期間にソマリアのほとんどの地域で食糧危機の状況が「人道的危機」に陥り、72万7千人が「飢きん」の段階に至ることが予想されています。これは、雨季に十分な降雨量が期待できず、大干ばつが続くことにより、家畜の大量死や穀物などの深刻な不作が見込まれるためです。

しかしながら、12月13日時点で国連の主導する人道支援計画の半分以下しか資金が集まっておらず、今後さらに国際的な規模の人道支援は大幅に縮小することが予想されています。

本プロジェクトにかかる3,000万円の目標は達成しましたが、現地のこのような情勢を受け、現在は4,000万円の目標に挑戦しています。現地での支援の様子など、今後も新着情報を更新してまいりますので、ぜひ皆様のご支援を賜れましたら幸いです。

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