ソマリア緊急支援プロジェクト|NPO法人アクセプト・インターナショナル

ウクライナ危機がもたらす新たな緊急事態を防ぐ。
26万人が亡くなった“大飢饉”を繰り返さないために。
ソマリア大干ばつ
緊急支援プロジェクト

ウクライナ危機の裏側で、遠く離れたアフリカのソマリアで約10年ぶりの飢饉が発生しようとしています。
食糧の搾取と命の危険に瀕する人々を守るために、緊急支援が必要です。
最前線での取り組みの実現に向け、皆様の力をお貸しください。

あなたのご支援で、
飢饉に直面する人々を救うことができます

現在の寄付総額 36,512,869
/
目標金額 40,000,000
第一目標金額 30,000,000
122%
現在 1312 にご支援いただいています
※金額の更新はリアルタイムではなく随時更新されます。
最終更新日時:5月12日15:30
※第一目標は達成しましたが、現地の情勢は予断を許さないことから、4,000万円の目標にも挑戦しています。本ページではプロジェクトの進捗も引き続きお伝えしていきますので、どうか皆様のご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

アフリカのソマリアに迫る飢饉

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際社会を不安定化させるとともに、世界の食糧・燃料価格を急騰させました。それにより、この40年で最悪の干ばつに苦しむアフリカのソマリアでは、人口のおよそ半数に相当する780万人が食糧危機に直面。また、5歳未満の子ども180万人が年末までに急性栄養失調に陥ることが懸念されています(IPC)。

そうした厳しい環境下において、自らの生活を守るためにテロ組織などの武装勢力へと加入する若者が増え、状況はさらに不安定化しています。

にもかかわらず、世界の関心はソマリアには向けられていません。実際、国連が要請する支援金額のうち、2022年12月時点で集まったのは5割ほどです。

そこで私たちは、この人災に対して緊急支援を実施するとともに、人々が暴力ではない道を歩むことをさらに後押しすることで、今まさに発生している負の連鎖を解いていきます。

”今後、ソマリアの8つのエリアで
飢饉が発生することになる”
国連報道官ステファン・ドゥジャリク
飢饉発生時の図
(2011年)
予想図
(2023年4月〜6月)
出典:The Integrated Food Security Phase Classification(IPC), 2022

現在のソマリアの状況は、約26万人が亡くなった2011年の飢饉発生時と類似しており、今すぐに手を打たなければなりません。

緊急支援プロジェクトの内容

私たちは大きく2つの緊急支援を実施します。今まさに失われる命を守るための緊急対応に加え、飢饉をもたらす重要な要因ともなるテロ・紛争の解決に向けた取り組みの両輪を回すことで、この危機に対して包括的にアプローチしていきます。

1最も取り残されている約2万人への緊急支援

最初の3ヶ月では、特に脆弱な状況にある乳幼児・5歳未満の子どもや、妊産婦・授乳中の女性など約2万人を対象に、現地政府や国連機関、現地NGOとの連携で緊急支援を実施します。

まず、都市部から水を運搬しタンクに貯水することで、水へのアクセスを確保します。加えて、医療スタッフの診断のもと栄養不良と判断された対象者に対しては、ビタミンA、鉄、ヨウ素などを含む栄養改善のビタミン剤、必須栄養素を含む食料品などを提供します。

加えて、破傷風やコレラなどの感染症予防に関する啓発プログラムや近隣の医療機関に関する情報を提供します。さらに、医療措置が必要とされる場合には、医師との連携で緊急治療を実施します。

また、今後も干ばつの影響は継続することから、国内避難民キャンプで十分な支援を受けられていない子どもや若者たちへの基礎教育及び職業訓練の機会も提供します。

内容
  • 緊急支援物資の配布(米、小麦、ミルク、油、ナツメヤシ、ビタミン剤などを含む)
  • 都市部からの清潔な水の運搬
  • 下痢などに対する医薬品の提供と感染症予防に関する啓蒙・啓発
  • 必要に応じた医療機関への連携と緊急治療
  • 緊急下における避難民の子ども・若者に対する教育支援

2若者が暴力に頼らずに生きていく支援の強化

この人道危機を受け、私たちがこれまで力を入れてきた取り組みを強化し、脆弱な状況にある若者が暴力に頼らずに生きていくことをさらに後押します。

まず、地域コミュニティの長老や代表者と連携し、脆弱な若者たちに暴力に頼らずに生きていく選択肢を働きかけ、この危機の中でテロ組織を含む武装勢力への加入を防ぎます。

さらに、テロ組織の内部で苦しむ若者たち350名が武器を置くための支援を強化します。投降した若者たちは半年から1年間をかけて受け入れ、彼らの過去に寄り添いながら未来をともに考えていくことで、中長期的に社会復帰を支えていきます。

内容
  • 地域コミュニティの長老や代表者への働きかけ
  • 投降促進リーフレットの配布と電話相談対応
  • ケアカウンセリング
  • 基礎教育やイスラーム教再教育ゼミ
  • 職業訓練やビジネス研修

本プロジェクトを実施するソマリア中部は、特に飢饉のリスクに直面している一方、国際的な支援は南部に偏っており、今まさに取り組みが求められています。

さらに、中部の多くはいわゆるテロ組織アル・シャバーブに支配されており、彼らによる食料の搾取やテロ攻撃により甚大な被害が発生しています。

また、私たちは同エリアにて「テロ組織からの投降兵リハビリテーション施設」を運営しており、現地政府や国連機関、現地NGOと協働してきました。本プロジェクトは、こうした経験やネットワークを活かしながら実施します。

これまでの
確かな経験・実績

私たちはこれまで、いわゆるテロ組織アル・シャバーブからの投降兵や逮捕者が人生をやり直す支援に加え、同組織に所属する若者たちが武器を置くことを実現してきました。

「排除するのではなく、受け入れる」姿勢を貫き、彼らがテロ組織に加入した背景に寄り添いながら、対話を通じて新たな未来を共に創っています。

こうした取り組みにより、2022年7月時点では、累計1,200名以上の若者を受け入れ社会復帰を支えました(間接受益者を含めると3,000名以上)。コロナ禍における緊急人道支援では、国連や現地政府との連携のもと、特にアクセスが難しい地域において約5万人に支援を届けました。

命を守るため、どうか皆様のご協力をお願いいたします

2022年10月31日以降にご支援いただいた方に関しましては、
運営の都合上、リターンをお届けすることができません(支援コースごとの人数更新も停止しています)。
予めご了承いただけますと幸いです。


銀行直接振り込みまたは匿名寄付をご希望の方は、こちらより必要情報をご入力いただき、表示される口座に直接お振り込みください。

3,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
寄付する
現在の参加者:482

10,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
寄付する
現在の参加者:362

30,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
寄付する
現在の参加者:106

50,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
寄付する
現在の参加者:47

100,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
  6. テロ組織からの投降兵との文通(通訳あり)
寄付する
現在の参加者:34

200,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
  6. テロ組織からの投降兵との文通(通訳あり)
  7. テロ組織からの投降兵と個別オンライン対話(通訳あり)
寄付する
現在の参加者:14

500,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
  6. テロ組織からの投降兵との文通(通訳あり)
  7. テロ組織からの投降兵と個別オンライン対話(通訳あり)
  8. 感謝状のご送付
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現在の参加者:12

1,000,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
  6. テロ組織からの投降兵との文通(通訳あり)
  7. テロ組織からの投降兵と個別オンライン対話(通訳あり)
  8. 感謝状の贈呈式
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現在の参加者:8

5,000,000円のご支援

  1. 緊急支援報告会へのご招待
  2. 現地からの感謝の手紙
  3. プロジェクト記念碑にお名前を印字
  4. お名前が印字された団体Tシャツのご送付
  5. 現地との中継イベントに無料ご招待
  6. テロ組織からの投降兵との文通(通訳あり)
  7. テロ組織からの投降兵と個別オンライン対話(通訳あり)
  8. 感謝状の贈呈式
  9. 投降兵リハビリ施設のホールにお名前をつけさせていただきます(例:田中太郎ホール)
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現在の参加者:0

NPO法人アクセプト・インターナショナルについて

テロや紛争のない世界を目指し、いわゆるテロリストやギャングになってしまった若者たちを受け入れ、 彼らが武器を置いて人生をやり直す支援に加え、そういった若者の権利を明確にする国際条約の制定などに取り組む日本発の国際NGOです。2011年の創設以来、ニーズが非常に高いにも関わらず見捨てられてきた地域・分野・対象者に対して取り組みを実施してきました。

国連経済社会理事会から「特殊諮問資格」を付与されているほか、国連から特別メンター、専門家会議、専門作業部会などにも招聘され、政策決定にも大きく貢献しています。

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